![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170627133/rectangle_large_type_2_9032a0d311dd44bb22cc82dbf0dd3a26.jpeg?width=1200)
空港勤務中に掻き込むラーメン
⬛︎読了
『あぽやん』新野剛志
⬛︎あらすじ
あぽやんは旅行会社の空港勤務のエキスパートだったのに、空港勤務は飛ばされる場所になってしまった。飛ばされた遠藤は返り咲きを狙いながらあぽやんをめざして行く
⬛︎メニュー
休憩時間が少ない中、お客様と距離がある職場仲間の前で食べるラーメン。
本文中に掲載がなかったので勝手に醤油ラーメンをチョイス。にしても久しぶりに空港に来たな!平日に来たからかまったり気味のフードコートで、醤油ラーメンを啜ってみる。
チャーシュー柔らか!スープがしっかりめのお味でメンマも美味っ!と感動してるところで、あっちから外国語、そっちから搭乗のご案内、こっちから旅行計画の声と、意外と音は多い。でもこんな美味しいラーメンを掻き込まなきゃいけなかったのは可哀想だなぁ。物は試しでちょっと勢いよく啜ってみる。汁が飛んで慌てて普通の食べ方に戻した。これ、急ぎながら丁寧に啜らなきゃいけない、しかも本の中の状況が状況だけに遠藤さんは味しなかったんじゃない?
なんて思ってる間に、私の隣に空港勤務の女性がラーメンとサラダを食べている。そうだよね、毎日ラーメンだけを掻き込むってキツいよね。絶対サラダ必要だよね!?でもサラダ追加するとお金かかるだろうし、空港勤務の別の辛さを垣間見た気がする。
腹ごなしがてら展望デッキへ。私はあまり空港に来ないから夜景を見て普通に感動する。
![](https://assets.st-note.com/img/1737203399-yO765BQU2aDJz0CLe49RbuZ3.jpg?width=1200)
でも毎日見てたら飽きちゃうのかな。そんなことを考えたけど、自分が飽きるか飽きないかは問題じゃないかもしれない。本の内容を反芻してたどり着いたその結論は、醤油ラーメンを食べ終わった後のような満足感でした。
……あ、あぽやんらしき人、いた!!