まだ読書中 ポール・ナース『What Is Life?』ダイヤモンド社と、合わせて紹介したいマンガ『決してマネしないでください』
生命とは何か?という題名に引かれ手に取ってみました。
生きていること、生命とは?
人の、究極とも言えるこの「問い」ですが
生物学者の著者が、科学者としての立場から一般の人にも比較的わかりやすい形で科学の歴史を紐解きながら、その「問いの答え」を探してくれています。
できるだけ専門用語ばかりにならないような書きかたで、研究者・学者さんの方の書かれた本の中では非常に読みやすいと思うし、それぞれの内容について身近なことを例に挙げるなど興味が持てるような書き方をしてくれていると思います。
なので、専門の研究者や学者の方が読んだのでは物足りないでしょうね。
※これは、著者が序文にも書いていますが「若い人に読んでほしい」と思っていることに他ならないからだと思います。
一般の若い人に興味をもってもらう、ということが、今後の科学を支えることになるという切実な思いもあったのではないでしょうか。
研究への理解と支援は非常に重要で大事なのだ、ということは、特に昨今の状況を鑑みるとよくわかります。
そうはいっても、やはり科学の専門知識がある程度ないとなかなか読み進めていくのは大変かもしれません。むかし学校で習ったことがあったなぁ…などと思いながら、専門的な用語やイメージできないことをネット検索しながら確認しつつ読んでいるので、先に進むのに時間がかかっております。
だからと言って読みたくなくなるか、というと、そんなことはなく
むしろ、先を進めたくなるのですね~。
しかし、いかんせん自分の知識や想像が追い付かないので
少しづつ読み進めているというわけです。
理解できるとより面白いし興味深くなるので
あまりわからないまま読み進めたくはないかなぁ。
私は結構ナナメ読みしてしまうタイプなのですが
今回はまじめに取り組んでいますよ。
いまはやっとミトコンドリアとかたんぱく質など分子構造のところなのですが、あ~~~苦手なところだったかもしれない~~!!と思いながら(YouTubeの動画ありがたい)、ここをクリアすると細胞化学へ進めます。
歴史的に偉大な科学者たちやその研究なども当然出てくるので、そういうのが好きな方にもおすすめ。
あわせて、
蛇蔵『決してマネしないでください』講談社モーニングKC
も、歴史的科学者・研究あるある・ウンチクなどが盛りだくさんで、非常に面白いのでおすすめしておきます。
2014年に出たときに購入して読んだのですが、科学が苦手だったり解らなくてもホント面白いし中学・高校にも置いておくべきマンガですね。
これ読んだあと、私はキムワイプを買ってしまいましたよ。