目覚めのスウ
目が覚めると、カゴの中からスウの鳴き声が聞こえてきました。少し起きる時間が遅れるとこんな風にカゴの中で「スウはもう起きてます。ピッピ」と控え目に鳴いています。私は今日は何故休日を入れたのか、理由がわからないまま起き上がり、遮光カーテンのような鳥カゴの「おやすみカバー」を外して、じっとスウを見ていました。そろそろカゴから出してもらえるのではとそわそわしはじめるスウ。外は危険がいっぱいなのよと外に出すタイミングを限定している私。もう少し待っててねと私はもうしばらくスウを見つめます。「今日は昨日よりきれいになったね」「きのうよりかわいくなったね」「大きくなったね」「元気そうで何より」「羽根もつやつややね、「もっと鳴いていいよ」などなど、ひたすら見つめて考えていると、「はよ、カゴから出して!」と狭いカゴの中で大暴れを始めました。暴走です。
というわけで朝ごはんの時間です。
本当に、一日中見ていていいなら、見ていたいです。
スウの柔らかい小さなほわほわを心に少し分けてもらって、隠やかな一日が送れますように。