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すっぴん褒められても嬉しくない!化粧にカツラ、自分を加工する「盛り」の心理とは ゲスト本『「ニセの自分」で生きています』(稲垣智則・明石書店)『「盛り」の誕生』(久保友香・太田出版) 

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ほんのれんラジオは、ゆるく深く本と遊ぶ教養系podcastです。編集工学研究所ほんのれん編集部の30代女性エディター4名が、毎月テーマを変えて、5冊の本を語りつくします。 vol.14の問いは、「ホントの自分? アバター時代のたくさんの私」です。

おぼろげな自分。クリアに認識できている自分。そんな「自分」とは全く異なるアバターを多数使い分けるようになると、アレもコレも私、になるのかもしれない。全5回のエピソードを通して「ホントの自分?」について考えます。

シリーズ2本目の今回は、メイクやファッション、カツラなどを例にあげながら、どうして自分を「盛り」たくなるのか考えていきます。ハゲてる自分を隠したい? インスタグラムで本歌取り? 「すっぴんがかわいいね」なんてセリフは女子を逆ギレさせるかも……

カッコつけたり、盛ったり、フィルターかけたり。ありのままじゃなく加工したワタシは、ホントのワタシ?


▼エピソード

『ニセの自分で生きています 心理学から考える虚栄心』/世間体のいい自分はニセ?ダメな自分はニセ?/Zoomで蔓延した「キメ顔コミュニケーション」/コロナ禍が変えた自己認識/カッコつけちゃう2つの理由/『ニセの自分』と真逆な『〈盛り〉の誕生』/見た目は通行手形/プリクラミスコン、最終審査は生身。これって残酷?/「アイメイクというものづくり」/「すっぴん」を褒められてもうれしくないです/文明社会なら「方法」を評価しようよ/インスタグラムで本歌取り/女子高生が実践し、文化を生み出す「守破離」の型/コミュニティの内部で差異が生まれる/ミスユニバース顔になったニレヨーコ/人に服を選んでもらうと自己像変わる? 


▼今月の旬感本

▼「ホントの自分? アバター時代のたくさんの私」を考える 「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!

・『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店 2023
・『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019
・『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社 2023
・『私とは何か─「個人」から「分人」へ( 講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社 2012
・『擬 MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社 2017


★ただいま、ジュンク堂書店 池袋本店で「ほんのれんフェア」開催中!


3/2(日)には、書評家の渡辺祐真(スケザネ)さんと、選書のプロ・ほんのれん編集部とともに、開店前の本屋さんに潜入するイベントも開催します。詳細はnote記事をご覧ください。

★こんなイベントもあります!※事前のお申し込みが必要です。


▼「ホントの自分? アバター時代のたくさんの私」記事一覧はこちらから






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