ゴリラ研究者はスマホをどう考える?京大元総長 山極寿一『スマホを捨てたい子どもたち』を読んで、人間の脳キャパを知る
京大元総長でゴリラ研究者の山極寿一さんはこんな場面に遭遇した。
ある講演会、100人の高校生に尋ねる。
「スマホを持っている人は?」ほとんど全員手を挙げる。
続けて、こう聞いてみる。
「スマホを捨てたい人は?」こちらも、なぜかほとんど全員手を挙げる。
スマホなしには生きられないのに、スマホを捨てたいとはどういうことか?
どうやら、その謎を解く鍵は、「人間の脳のキャパシティ」にありそうだ。
▼紹介した本
『スマホを捨てたい子どもたち: 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』
山極 寿一(著) ポプラ社 2020
▼ほんのれん今月の旬感本
『スマホを捨てたい子どもたち: 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』
山極 寿一(著) ポプラ社 2020『ATTENTION SPAN(アテンション・スパン)
デジタル時代の「集中力」の科学』
グロリア・マーク(著) 依田卓巳(翻訳)
日経BP 日本経済新聞出版 2024『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』
アダム・オルター(著)上原 裕美子(翻訳) ダイヤモンド社 2019『習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか』
ラッセル・A・ポルドラック(原著)神谷之康(監修)児島修(翻訳)
みすず書房 2023『人類を変えた7つの発明史 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』 Rootport(著) KADOKAWA 2024
▼ほんのれん編集部
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