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この世界に意味なんてない!? 「神話」不足のいま、価値観ってどこからくる?ジョーゼフ・キャンベル『神話の力(早川書房)』を考える

30代女性編集者4名がゆるく深く本と遊ぶ教養系podcast番組「ほんのれんラジオ」。2024年12月vol.21の問いは、「なぜ、わかりあえないのか?それぞれの物語を越えて」です。全エピソードを通して、物語の力を知り、異なる物語を受け止める方法を探索します。

シリーズ5回目となる今回は、ジョーゼフ・キャンベルの物語論・神話論に踏み入れます。

ジョーゼフ・キャンベルの物語論・神話論は、映画「スターウォーズ」の土台になっていて、現代の私たちがもつ物語の型を明らかにしたと言われます。一方で、いまの時代は神話を失った時代とも…。

・「物語る動物」である私たちにとって、神話とは?
・「神話なき時代」は本当か?
・自分たちが気づかずにいる、無意識下で共有されている神話ってなんだろう?
アメリカと日本を比較しながら考えます。

エピソード
人類にとって物語とは何だ/神話、それは今生きているという経験/現代は脱神話/ギャングは迷える子羊たち/エートス、語られざる文化的習慣、不文律/キャンベルさんの実践的神話生活!名前すらも変えるストイックさ/ピグミー伝説/神話の歴史浅すぎないか?/それいうと、日本の古事記(7世紀)も最近/身近な神話あるある/日本の神話・・・三柱と女系信仰/神話を語る際のトゲトゲしさ/神≒価値体系の擬人化 勤勉がイイという価値観をフィギュアにすると二宮金次郎/パサージュする欲望/口癖エッセンス

▼今回登場した旬感本はこちら!
『神話の力』ジョーゼフ・キャンベル&ビル・モイヤーズ(著)飛田茂雄(訳) 早川書房 2010


▼「なぜわかり合えないのか? 物語を超えて」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!

(1)『ストーリーが世界を滅ぼす─物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴットシャル(著) 月谷真紀(訳)東洋経済新報社 2022

(2)『人はなぜ物語を求めるのか』千野帽子(著) 筑摩書房 2017

(3)『神話の力』ジョーゼフ・キャンベル&ビル・モイヤーズ(著)飛田茂雄(訳) 早川書房 2010

(4)『他者と働く─「わかりあえなさ」から始める組織論』宇田川元一(著)NewsPicksパブリッシング 2019 

(5)『断片的なものの社会学』岸政彦(著) 朝日出版社 2015 




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