【名品ときたま迷品】厳選コレクションから「メイヒン」探しを楽しむ展覧会(東京都・サントリー美術館)
サントリー美術館で少々ユニークな展覧会が開催される。
芸術的な価値の高い誰もが認める「名品」と、これまでほとんど注目されてこなかった「迷品」─同館がコレクションする「メイヒン」を一堂に集め、さまざまな角度からそれらの魅力を紹介する。
北条政子が愛用したと伝わる華麗で格調高い《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》をはじめ、計16点の国宝・重要文化財指定作品が出展される。一方、庶民の生活用品として活用された漆工や陶磁、素朴で味わい深い絵画といった、「生活の中の美」を基本理念とする同館ならではの所蔵品も展示。見ているだけではわからない作品にまつわる逸話や意外な一面を知れば、作品に対する印象が変わるだろう。
目の前の作品は「名品」か「迷品」か。心動かされるメイヒンを見つけてみてほしい。
出典:ひととき2024年4月号
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