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【名品ときたま迷品】厳選コレクションから「メイヒン」探しを楽しむ展覧会(東京都・サントリー美術館)

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2024年4月号より) 

 サントリー美術館で少々ユニークな展覧会が開催される。

 芸術的な価値の高い誰もが認める「名品」と、これまでほとんど注目されてこなかった「迷品」─同館がコレクションする「メイヒン」を一堂に集め、さまざまな角度からそれらの魅力を紹介する。

 北条政子が愛用したと伝わる華麗で格調高い《浮線ふせんりょう螺鈿らでん蒔絵まきえ手箱てばこ》をはじめ、計16点の国宝・重要文化財指定作品が出展される。一方、庶民の生活用品として活用された漆工や陶磁、素朴で味わい深い絵画といった、「生活の中の美」を基本理念とする同館ならではの所蔵品も展示。見ているだけではわからない作品にまつわる逸話や意外な一面を知れば、作品に対する印象が変わるだろう。

 目の前の作品は「名品」か「迷品」か。心動かされるメイヒンを見つけてみてほしい。

重要文化財《泰西王侯騎馬図屛風 四曲一双》桃山時代 17世紀 【展示期間:4/17~5/13】 サントリー美術館蔵
《椿彫木彩漆笈 一背》室町時代 16世紀 【通期展示】 サントリー美術館蔵

サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品(4/17~6/16)
東京都港区・サントリー美術館
[時]10:00~18:00
(4/27・28、5/2~5、6/15は20:00まで、いずれも入館は閉館の30分前まで) 
[休]火曜(6/11は開館) 
[料]一般1,500円、高校・大学生1,000円
☎03-3479-8600
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2024_2/index.html

出典:ひととき2024年4月号

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