秋の曽爾高原 ススキ野原は金色の絨毯に(奈良県宇陀郡)
「旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2021年10月号より)
奈良県の東端に位置する曽爾村の曽爾高原は、倶留尊山の西麓、標高約700メートルの場所に広がる高原で、ススキの群生地として知られている。秋が深まり、ススキが陽を浴びて金色に輝き、風を受けて波打つように揺れる様子は幻想的でもあり、懐かしい日本の風景を見るようでもある。この美景を求めて、秋にはカメラを携えた多くの観光客で賑わう。
広さ38ヘクタールのススキ野原
その曽爾高原の名物といえば、「曽爾高原ビール」という奈良県で一番最初に作られた地ビール。「平成の名水百選」に認定された曽爾高原湧水群の地下水を仕込み水として使用した、無ろ過の酵母が豊かなうま味を醸し出す地ビールで、高原にある「曽爾高原ファームガーデン」のレストランで飲むことができる。ススキ野原を散策した後は、おいしい地ビールで喉を潤したい。
1999年に誕生した曽爾高原ビール
金色に輝くススキの高原
(10月中旬〜11月中旬)
奈良県宇陀郡曽爾村・曽爾高原
☎0745-94-2106
(曽爾村観光協会)
https://sonimura.com/
出典:ひととき2021年10月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。
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