
日本は長い国 北海道の桜|愛しい北海道ANIMALS
この連載「愛しい北海道ANIMALS」は、北の大地に暮らす動物たちを23年間にわたり見守り続けてきた結びさんによるフォトエッセイです。そんな結びさんの撮影する動物たちの姿は、おもわず息をのむほど美しかったり、可愛らしかったり、ときに猛々しかったりします。今回は、日本のなかでもっとも遅くやってくる北海道の春をお届けします。
桜の季節といえば……?
よくイメージされるのは卒業式や入学式だと思いますが、道産子の私にとってはゴールデンウィークなんです。今年はニュースでも「観測史上最も早い開花」と耳にすることが多く、北海道でもそれは同じでした。

2023年4月22日撮影 この時まだ蕾の桜も多くありました
桜を観たかった私は、1週間早く函館方面へ向かうことにしました。
桜ってやっぱりいいね、と娘と会話しながらゆったり散歩。世界には「三大花木」と呼ばれる樹木があり、どれも咲き方や色がとても豪華ですが、私はやっぱり淡いピンクの桜が好きです。

五稜郭公園

夕方の色に染まる桜
最近は、多くの外国の方も桜を観に日本を訪れているようですが、何かうれしい気分になります。ただ開花時期の予想は難しいでしょうね?
日本は南北に長い国なので季節も北に向かうほど遅くやってきます。予想が外れてしまった方は、日本一遅く咲くと言われている桜を観に、北海道へ訪れてみませんか?
この記事が公開された後でも、まだ間に合う場所があると思います。もし間に合わなかったとしても、北海道ならではの美しい新緑や花、残雪が美しい景色にもきっと出会えるはずです。
※桜の開花状況はそれぞれ調べてくださいね。

北海道にこんな立派なしだれ桜があるのを知りませんでした

(実はメジロは初めて撮りました)

水浴びのあとの可愛いヒガラ

羅臼町で岩肌に咲く遅い桜

ハシボソミズナギドリと残雪の美しい知床連山
※観光船の安全対策は更に強化されているようです
文・写真=結び
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全68種のかわいくて素敵な動物が勢ぞろい
北海道の野生動物をとらえた写真集
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人気のシマエナガや「エゾのつく」リス、モモンガ、シマリス、ナキウサギ、珍しいオコジョなど、北の大地でしか出会えない野生動物たちに、迫力のシャチ、フクロウの仲間まで多数収録。親子や赤ちゃんの愛らしい様子など、北の大地の素敵な動物たちの小さな物語やびっくりが隠れています。旭山動物園の坂東園長もP144のイラスト中の専門家として登場しています。(旭山動物園内「旭山動物園くらぶ いこいの広場SHOP」でも購入できます)
撮影時の動物とのエピソードを描いたイラスト付きで、親子で楽しめる写真集になっています。23年間にわたり北の大地を撮影してきた北海道在住のフォトエッセイストが手掛けた、ほっこりと雄大さを兼ね備えた一冊です。
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