“本のまわりの困りごと”を共有するZINE『おてあげ』が目指すもの|文学フリマに魅せられて(第2回)竹田純さん
──はじめに、「困ってる人文編集者の会」はどのようにして生まれたのでしょうか。
竹田さん:もともとは、朝日新聞社の「じんぶん堂」という本の情報サイトで開催された若手編集者の座談会に3人で登壇したことがきっかけです。イベントが終わった後も、読書会やメッセンジャーを通じてそれぞれの仕事について相談をし合う仲だったのですが、ここでのやりとりをスペースで公開してみようと立ち上げたのが「こまへん」でした。
──そこから『おてあげ』の創刊まで、どのような経緯があったのでしょうか。