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文字の読めないパイロット/読んでいない本について堂々と語る方法


文字の読めないパイロット


髙梨智樹さんの密着番組を見てからずっと読みたいと思っていた本を、ようやく読むことができました。

結論から言うと、「さかなくんの一魚一会」に続き、子育て中の全ての親御さんにお薦めしたい良書でした。

「できないことはやらなくていい できることを伸ばせばいい」

◆小学生の頃から識字障害で読み書きに遅れが出る
→ドローンに熱中し全国大会優勝や世界大会出場を果たす
→才能を活かして18歳でドローン空撮・操縦会社を設立

「識字障害が気にならなくなったとき、未来が明るくなって、やりたいことにもっとチャレンジしたい気持ちがわいてきました」
小学生の頃から読み書きに遅れが生じ、中学生で識字障害と診断。苦しい学生生活の一方で、ドローンと出会い全国大会で優勝するほどの腕となる。18歳でドローン操縦・空撮会社を立ち上げた髙梨智樹の生き方とは。

識字障害だとわかってからの中学生の髙梨さんは、パソコンを使ってタイピングで授業のノートをとります。
高校受験では問題読み上げの補助が認められ、高倍率の受験を突破して、授業時間が短い定時制高校の昼間のクラスに通います。

ここが髙梨さんにぴったりの環境だったようで、次第に周期性嘔吐症が和らいでいき、同じ趣味を楽しめる親友もできます。

学校の近くに住む友人の家で登校前の時間を共に過ごすところなどは、我が子のように、良かったねぇ、良かったねぇと半泣きで読みました。


いままた思い出して涙腺がゆるんだところで、親野智可等さんのtwitterと結びつきました。

我が子にとって、どの学校のどのクラスが心地よく通えるか、偏差値だけじゃなく、通学時間や授業時間やその他様々な視点で子どもと一緒に考えていきたいと改めて思いました。

(とは言え、我が子の数か月後、数年後を予測することが難しくもあるのですが・・。)


ちなみに、「文字の読めないパイロット」も、いつものように小4娘の方が私より早く読み終わっていました。

ルビはないですが、とても読みやすく書かれている本なので小学校高学年くらいから読めると思います。
子どもたちにも、ぜひ読んでほしい本のひとつです。


読んでいない本について堂々と語る方法


こちらのnoteでご紹介した「読んでいない本について堂々と語る方法」も、やっと読みました。後半に書く理由により、正確には斜め読みしました。

頭の良い人が書いてるんだなぁと思いました。(すみません、変な感想で)

本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ―大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。
ヴァレリー、エーコ、漱石など、古今東西の名作から読書をめぐるシーンをとりあげ、知識人たちがいかに鮮やかに「読んだふり」をやってのけたかを例証。
テクストの細部にひきずられて自分を見失うことなく、その書物の位置づけを大づかみに捉える力こそ、「教養」の正体なのだ。そのコツさえ押さえれば、とっさのコメントも、レポートや小論文も、もう怖くない!
すべての読書家必携の快著。

原書は2007年にフランスで刊行されてすぐに大きな反響を呼び、たちまちベストセラーとなって、多くの新聞・雑誌で取り上げられた。
海外での評判も上々で、約15か国語に翻訳され、さらに15か国語で翻訳が進行中。(2008年現在)
・・・ということで、読解力のある方には面白い本なんだと思います。

noteでご紹介した手前、頑張って斜め読みしたのですが、私には難しすぎてあまり理解できませんでした。
よって、堂々と語れなくてすみません。

読書を重ねて頭脳をアップデートして、2年後くらいにもう一度読めば理解できるかも。この本はその時まで熟成させておきます。

最後に

もうひとつ、親野智可等さんの昨日のtwitterより。

「ない」や「ダメ」を使わないように、と頭ではわかっていても、咄嗟にそれ以外の言葉が出ない。うぅ。
こんなに言い方のバリエーションがあるのですね。引き出しに入れていつでも取り出せるようにしておこう。

以前ご紹介した「小学生の学力は『ノート』で伸びる!」も、具体的な声掛けの例を挙げてくださっているので、すぐにでも取り入れることができます。


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『たんけん!本のまち』(https://www.tankenbooks.com)では、子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながる特集やおすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。