自分に合う会社はどこにあるのか
キャリア系の本音を聞く機会があったので、会社に関する話をまとめてみようと思う。
就職活動の世界ではよく「自分に合う」「自分に向いている」というワードが出てくる。
が、実際のところ「自分に合う会社」というのは世の中に存在していない。というか、存在していないと思うのがおすすめだ。
なぜなら会社は株主のものであり、ほとんどの場合は創業者がやりたいことをやるためにスタートしていて、何よりも社会のためにあるものだから。
自分のために作られていないことが、大前提になっている。
本当に自分にぴったりの服が欲しかったら既製品ではなく、オーダーメイドで作るように。自分に合う仕事や会社が欲しかったら自分でやるのが一番だ。
就職する前もした後も、既製品が合わない……!と思うことがあるかもしれないが、ある意味、当然なので。落ち込みすぎなくて大丈夫。
既製品を選ぶ場合は、着心地とか見栄えとか、自分が求めるものと照らし合わせて、ある程度しっくりくるものを探すのがちょうどいい。完璧はない。
「そんなこと言っても、あの人は完璧に着こなしている!」というケースもあるかもしれないが。
それはたぶん、ぴったりになるまで自分の体型を変えてきた人や、着ていくうちにこなれ感が出てきた人の話だと思う。
いずれにしろ「絶対に合うものがあるはずなのに!」という前提はハッピーじゃない。
「ないと思ってたけど、意外と悪くないじゃん」くらいの方が精神的に優しい。
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個人的に、会社はできないことをやっている中でもお金をもらえるのがすごいところだと思っているので。
事業にしろ趣味にしろ、個人的にやりたいことがある場合は、そこに役立つ知識を会社で学ぶのがおすすめだ。
※マーケティングについて学びたいと思ったら、普通はお金を出して勉強しないといけないのに、なぜだか会社だとお金をもらいながら学ぶことができる(学習への強制力もあるし、失敗もフォローしてもらえるし、かなりお得)
やりたいことがまだない人は、会社に入ってお金もらいながらいろんなことして、やりたいことを探すのもいい。
と言いつつ、人生はやりたいことがなくてはならない!と思っているわけでもないので。
自分の生き方に照らし合わせたときに、いい感じの塩梅で付き合っていけるような会社と出会えることを願っている。