次に住む家が決まりました（日記）

先日、私が今、就農に向けて家と農地を探しているという記事を書きました。

本腰を入れて探し始めて約2ヶ月。無事見つかって、決まりました。築60年ほどの平屋で物置付きです。

最初は購入目的で探していたんですが、「作りたい作物がこの土地に合うかどうか分からないから、まず借りてみたら？」とその地区の方にアドバイスされたので、まず借りて住むことになりました。

今度住む集落は、町内の中でも屈指の豪雪地帯で、標高は700m前後。集落の全長は2km弱で、道路沿いに8軒ほどの家があるのですが、実際にちゃんと住んでいるのは（新しく入る私達を除いて）たった5世帯という超・限界集落です。

今住んでいる集落は同じ町内だけれど、わりと世帯数が多くて80～90世帯くらいあるので、準限界集落くらいかなと思います。

町内の人からも「なんで？？」「冬、暮らしていけるの？」とものすごい勢いでびっくりされますが・・・なぜその集落にしたかというと、職場がある地区だし、町内で一番好きだから、です。

私の仕事はちょっと複雑で、町内のいろいろな所に農作業の手伝いに行ったり取材に行ったりするのですが、雇われ先とは別に、仕事の拠点があるんですよね。その拠点がある地区の集落の人たちとは何かと関わることが多いし、私も町内ではその地区の雰囲気や環境が一番好きで。

そんなこんなでいろいろなご縁やお力添えがあり、なんとか無事第一志望の地区（？）に家を見つけることができたというわけです。

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ここ最近、この「空き家を借りる」というミッションにかかりきりで、とにかく大変でした。今回の契約形態は俗に言う『DIY型賃貸借』で、契約書も私が書式を調べてダウンロードしたものを修正して作ったんですが、書類の数が多くて（笑）。でもなんとか形になりました。

家の中は家財道具や家電が残ったままで、そういったものの処分は家主さんの代わりに私達が行い、家を住みやすくするための工事（非水洗トイレを簡易水洗トイレに替える工事や、凍結防止目的で水道管に電熱線を巻く工事など）も私達がやります（これらに関することは、契約書含め3種類の書類上で承諾を得ています）。

今回借りたのは宅地部分とその周りなのですが、家主さんが所有している土地は全部で3.5ヘクタールほどあり（東京ドームの7割分くらい）、そのほとんどが畑や田んぼです。今は近所の農家さんが大部分を借りて使っているけれど、空いているところもあるので、ゆくゆくは私も家主さん所有の農地を借りて作付けしたいなと考えています。

（将来、売っていただけることになったとしたら、本当に大地主ですね・・・固定資産税が恐ろしい。この辺は土地の評価額が低いので、都会に比べたらだいぶ安いと思いますが。）

これから家の中にある家財道具や家電類を整理したり処分したりしてから工事していただく予定なので、実際に住み始めるのは10月中くらいになるんじゃないかなと思います。今住んでいる家も片付けないといけないですしね。

やることが多すぎて震えがきそうだけれど、『ああ、ちゃんと家見つかってよかったなぁ。一歩前進だなぁ』って思うと、必死こいて各方面で動きまくった自分を褒めてあげたいです。笑

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家主さんには「本当にここに住める？諦めてもいいんだよ？？」って大層心配して何度も何度も言ってくださいましたが・・・私は諦めるつもりがないので、「大丈夫です！」と毎回即答していました。

母の実家が今住んでいる町の隣町なので、小さい頃から雪国はそこまで抵抗がなくて。雪が1メートル以上降ろうが、最低気温が－15度になろうが、この町で2回冬を越しているし、『もっと過酷なところはある！』と思っているので、冬の寒さに関してはわりと心配していません。でも、100％音を上げずに暮らしていく自信があるかと言われたら、正直分かりません。

私は実際はそこまで強靭な人間ではないし（どちらかと言えばおとうふメンタル）、家では落ち込んだり泣いたりすることもあるので、家主さんはそんな私の強がりを見抜いていたのかもしれません。家主さんは女性だから余計。でも、最初のご挨拶の後に「真剣さが伝わりました。あなたがよければ、ぜひ使ってください」と言ってくださったんですよね。そう言われたら、もう頑張るしかないですよね。笑

集落の人はすごく歓迎してくださってるので、それがうれしいです。なんだか認めてもらえたような気がして。人数が少ないので、助け合わないと生きていけないですからね。

そんなこんなで、田舎の中からさらに田舎に引っ越す私。農家になったら、みなさん野菜の収穫のお手伝いがてら、遊びに来てください😊

※今回の記事はなかなかしっくり来なくて、投稿後にかなり修正しました。投稿してすぐに読んでくださった方、すみません・・・。