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エッセイという名の日記

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日常の中で感じたことや考えたことなどをつらつらと。
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2021年2月の記事一覧

『物は言いよう』は「胸に届く」ことばで

私は「物は言いよう」が下手だ。自分に利を得るために「うまいこと」を言って相手を納得させる一連の流れが苦手と言ったらいいか。遠慮深いと言えば聞こえはいいが、社会人として社会で活動している以上、「物は言いよう」ができないとまずいという危機意識が常にどこかにある。 「嘘も方便」もうまくできないし、なんというか、会話においてストレート以外のボールが投げられない。もともと、言い過ぎて後悔するよりも、失敗するくらいなら言わない、と黙り込むタイプ。良くも悪くもまっすぐだが、裏がなさすぎて

「万人受け」はこだわりを貫くからこそ

万人受けする、という言葉がある。goo辞書で「万人受け」という言葉を調べてみると、『だれからも好評を得られること。広く人気があること。』というふうに書かれている。 万人受けという言葉は、一般的に『自分のこだわりがある』ことと対極の概念であると捉えられているように思う。そしてこの2つは、どちらか両極に振れやすい概念というか、バランスを取るのが難しいもののような気がしている。 少なくとも私は、この2つのバランスが取れていない。たぶん世間でも、「万人受け」した方がよいという風潮