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特定班に特定されないように、情報戦で対抗しよう!!@ 誰でも出来る方法を紹介

はじめに

「特定班」という人たちをご存知かしら?

誰かが不祥事で炎上した際、不祥事を引き起こした人物の正体を暴き、ネットに晒すことが彼らの活動よ。

彼らは、いつ、どこから現れるかは分からない。
でも何処にでも居るし、みんなも会っているかもしれない。

彼らは良く言えば、真実を暴く正義のヒーロー。
悪く言えば……人権を侵害する犯罪集団ってところかしら。

事実は小説よりも奇なり

彼らが提供する「事実」という最悪で最恐なエンターテイメントに、世間は彼らの味方に立つでしょう。

そして誰かが炎上したら、こう言うのよ。
「特定班、特定早よ」ってね。

ところで、みんなは失敗したことは無い?
間違いを犯したことは?

酒を飲み過ぎて酔い潰れて変なことを口走ったり、社内PCを持ち帰ろうとして電車に置いて帰ったり、学校の宿題をやり忘れたり、友達に借りたお金を返していなかったり、LINEやSNSでメッセージを誤爆したり、先生のことをママって呼んだり。

人間は完璧では無いの。
必ずヒューマンエラーが発生してしまうものなの。

だから、私も、みんなも、意図しない事で炎上してしまって、特定班に個人情報を晒されてしまう日が来るかもしれない。

「私は大丈夫!!」
って顔をしてない?

そういう人が一番危ないのよ。
知っていたかしら?

不安になった人は安心しなさい。

今回は、特定班による特定から逃れる為の「情報戦」の手法について紹介するよ。

情報戦と言っても、ハッカーみたいなことをするわけでは無いから、安心しなさい。


情報戦とは?

この記事での「情報戦」とは、私たち側に都合の良い情報を特定班に流す事で、特定難易度を高くする手法を指すわ。

ナイフを買いに来た人に、押すと引っこむナイフを渡すようなものだと考えていいよ。


情報戦をする意味は?

特定班は神でなければ超能力者でも無い。
ただの人間よ。
こちらの情報をテレパシーで読み取っているわけでは無いわ。

特定される原因は、いつだって自分が公表してきた情報なの。
特定班は、その情報を良いように利用しているだけに過ぎないのよ。

なら、その情報を操作出来れば、特定は難しくなると思わない?
その為の情報戦なの。


特定ってどうやってるの?

まずは敵を知ることからよ。
どうやって特定班が特定作業をしているか知ってる?

今回は1つの例を紹介するね。

例)

SNSで炎上していたAさんが居ました。
AさんのSNSは匿名の名前で、プロフィールにも本人だと分かる情報はありませんでした。

特定班はプロフィールを確認した後、投稿内容を確認します。
SNSに「修学旅行で沖縄行ってきた」と投稿されていました。

今回はこの情報を使うようです。

続いて、フォローしているアカウントの中で、同じように沖縄に行った人がいないかを探します。
……どうやら今回は見つからなかったようです。
(見つかっていた場合、繋がっている人を芋蔓式に調査し、類似したタイミングで発言しているグループの中で学校名を公開している人を探す流れになったりするようです)

続いて、特定班はGoogleを使い、その日に沖縄に行った学校の名前を調査します。
ありがたいことに、学校の名前がリストとして出回っていたり、学校側がお知らせとして投稿していたりします。
おっと、今回は見つけたみたいです。

8つの学校に絞ることが出来たみたいです。
次に、特定班はAさんのSNSの投稿から行動範囲を割り出します。
行動範囲が分かったら、その範囲内、あるいは範囲周辺に8つの学校が無いか調べます。
すると1校に絞られました。

学校が分かった特定班は、学校に通う学生のリア垢の情報を集めて、人間関係をリサーチし、Aさんに関連のある情報を集めます。

どうやらTiktokでの配信で、Aさんが炎上したことについての悪口を言っている人が居たようです。
度々に出てくる苗字。
しかし、フルネームでは分からない。

では苗字と年齢から、その生まれた年にその苗字だった人を調べて名前をリスト化します。
Aさんとの会話(投稿)やTiktokの配信、Instagram等で名前、もしくは名前に近いニックネームについて触れている人いないか調べます。

複数人が呼ぶニックネームが判明し、それに関連した名前は1つに絞られました。
最後にフルネームで検索をして、個人の画像を探して特定完了となりました。

こんな感じで特定する人も居るみたいよ。
(怖い)


情報戦手法は?

手法には種類があるの。
今回は簡単ですぐにできるレベル1から、少しめんどくさいレベル3までをまとめるわ。

【レベル1】
情報にノイズを加える。

特定班は、投稿された情報を本当である事を前提に特定作業を行うの。
裏を返せば、その情報にノイズがあれば、特定は難しくなるはずよ。

  1. 地震 / 気象情報を利用する
    特定班が特定人物の住む地域を割り出す際、地震や気象に関する投稿を利用することがあるの。
    「地震だ」という投稿が見つかれば、あとはその時間にどこで地震があったかを調べるだけなの。
    「雨だ」「雷だ」という投稿が見つかれば、あとその時間にどこで雨や雷があったかを調べるだけなの。
    「台風で運動会中止」みたいな投稿は一番簡単よね。
    台風の地域から学区を調べて、運動会を開催予定だった学校まで特定できるわ。
    じゃあ、他の地域で地震が発生した時に「地震だ」と投稿したらどうなるかしら?
    特定班はその地域だと勘違いしたまま、特定作業をする事になるのよ。

  2. 電車 / バスの遅延を利用する
    遅延して困ったからと言って、遅延について投稿すると、普段使っている路線がバレることになるわ。
    でも、自分とは関係のない地域の路線で発生した遅延について何度も触れていたら、特定班は地域を勘違いするのよ。

  3. 地域限定品を買う
    近所の地域限定品や遠方の地域限定品まで、見つけたらすぐに買って写真を投稿するの。
    特定班は、地域限定品の投稿から「旅行」もしくは「近所」を疑う訳だけど、地域限定品の投稿が複数あると、旅行が好きな人だと認識されて、写真の地域は除外されやすいのよ。

  4. 別の地域のアカウントをフォロー
    例えば、長野県に住んでいる人が千葉県柏市の公式アカウントや図書館のアカウントをフォローしていたとした場合、特定班は千葉県柏市に住んでいることを疑い、長野県の存在には気がつかなくなるのよ。

【レベル2】
偽特定班用のアカウントを作成

既に特定されている場合、特定班はその人の特定を打ち切るし、名前だけ分かっている場合は、名前を疑わずに調査を始めるの。
なら、偽特定班のアカウントを作成して、特定班が動き出しそうな際には「特定した」と言ってランダムな名前を公開しましょ。
そうする事で、全くの別人の特定作業が始まるの。
よくある名前だけど、絶妙に違和感のない名前を選ぶことで、更に混乱させる事ができるのよ。

【レベル3】
架空の人間を演じる

自分では無い誰かとして情報を発信すれば、自分の正体がバレる心配はほとんど無くなるよね。
まずは架空の人間のプロフィール設定を考えて、それに合う画像をAIで生成しよう。
あとはロールプレイの開始!!

【レベルMAX】

レベル3の発展系よ。
架空の人間が実在すると思わせる為に、偽物の論文やWebサイト、記事とかを公開しておくの。
実在していると思わせる事が可能になるわ。
生成AIを使って様々な写真を投稿したり、実在するものを混ぜたりすることで、更に効果を高くするの。
万が一AIだとバレても、特定はほぼ不可能な状態に出来るから、とても良い方法だと思うよ。


最後に

少し前まで、日本では「匿名性」を重視していて実名を公開なんてあり得なかったし、特定班に渡る情報も少なかったけど。

今は「実名」「顔」を芸能人気取りで公表してしまう時代だから、学校名や会社名、家、電話番号、LINEのID、InstagramのID、TiktokのIDなんかが直ぐに特定されてしまいがちよね。

誰でもインターネットに接続できる時代は、誰でも情報が得られる時代なの。
特定の人に見せるつもりの情報も、他の誰かに見られる可能性があるの。

だから情報戦以前に、自分の発信する情報には問題がないか、悪い人が悪用しないかを考えてから、適切な情報を公開するようにしなさい。


おまけ

特定班の手法として「IPアドレス」を取得する方法は有名だと思うの。
URLを踏ませることで、IPアドレスを手に入れる作戦ね。

「意味がない」と言う人も居るけれど、実は意味があるのよ。

IPアドレスからある程度の地域予想が出来ることもそうよ。
でも、それ以上に怖い事は、IPアドレスと個人情報のリストを持っている人がいる事なの。

情報流出によって企業やサービスから流出したデータには、登録していた個人情報とIPアドレスが一緒になっているものもあって、世の中にはそれを販売している人がいるの。
(偽物も多いけど)

もし、その情報を持っている人が、IPアドレスを手に入れたらどうなるかしら。

IPアドレスから得られる情報は少ないから安全だ、IPアドレスは変わるから安全だ。
それらは正しくもあり、間違っているの。

何を信じるか、どうすべきか。
それはみんなが決める事。

でも忘れないで欲しいの。
絶対に「安全」なんてものが、この世界には存在しないって事を。


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