MIU404イメソン~フレデリック編~
MIU404を彷彿とさせるフレデリックの曲をつらつらと書いていく、完全自己満足記事です。すべて個人の解釈と趣向に基づきます。順不同。
以下、ドラマ本編のネタバレ注意。
銀河の果てに連れ去って!
まず1番サビのここが、志摩→伊吹の感情。志摩にとって、伊吹は光であり、伊吹には正しくいてほしい。颯爽、というのが伊吹のキャラクターにとてもしっくりくる。足が速いという物理的なところもそうだけれど、思考から行動に移すまでのスピード感も、かなり颯爽としているなあと思う。
そんな颯爽とした伊吹に引っ張られるように、志摩も「誰にだって何にだってなれる」と思っていてほしい。
そして、2番サビのここは伊吹→志摩、だと解釈している。志摩にどんな過去があったとしても、相棒として一緒に走り続けて、刑事として過去の自分のような人を真っ直ぐな道に戻す。世界や人生を変えたい。そういう人じゃないですか、伊吹って。志摩の過去もだし、伊吹自身が「腐ってた」と称する自分の過去についても然りだと思う。
あと、「離れたって」に少し最終話を感じる。
エンドレスメーデー
歌詞をあえて挙げるなら、この部分。伊吹の聴覚を頼りに事件解決に向かうシーンが印象的なので。
曲全体の疾走感がMIU404っぽい。
FUTURE ICE CREAM
もう、めちゃくちゃに志摩一未の歌ではありませんか?何ですか?
「戻れない感情」「触れない過去」あたりが6話すぎる。そのうえ、「人知れず」とか「傷も見せないで」などと、一人で背負うんですよ志摩は。そこに容赦なく切り込んだのが伊吹なんですが。
で、ここ。3話で志摩が話していたスイッチの話に通ずるものがある。ひとりひとり、一つ一つがスイッチになって、未来は変わるという志摩の信念のようなものを感じます。
パラレルロール
ドラマ全編を通して、404の二人をはじめ、機捜メンバーの原動力ってこういうところにあったと思う。最終話、志摩が久住に「俺たちとここで苦しめ」と言ったのは、まさしくこういうことなんじゃないかな、と思う。
ここは、「あい」の言葉遊びが、伊吹藍を彷彿とさせるので紹介しておく。
愛の迷惑
「いっつも僕たち一人でいきてる集団」。ここは、「自分も他人も信じない」「相棒なんて一時的なもの」という志摩の気持ち。ここでの「はじめに言ってた言葉」は、1話の伊吹の「機捜っていいな」だと解釈している。歌詞の順番とは前後するが、伊吹がはじめに言った「機捜っていいな」をきっかけに、志摩は伊吹が気になる、つまり相棒として信じてみようと思ったのではないか、と解釈できる。
またまた志摩視点の話になるが、志摩にとって伊吹との出会いは、少なくとも最初は迷惑そのものだったのではないだろうか。なんせ伊吹は刑事のルールを知らない野生のバカだったので。でも伊吹に出会えて救われたことも間違いなくある。香坂の事件の真相がその最たる例だ。なので、一言で志摩にとっての伊吹との出会いを、この部分の歌詞がとてもよく合うと思う。
そしてなんてったって、タイトルが「愛の迷惑」ですよ。主題歌でもなんでもないのに、よくできた話すぎる。
TOGENKYO
最後に、わたしが伊吹藍を好きな理由って何だろうと考えた時に出てきた歌詞を紹介する。わたしは伊吹の眩しさがとても好きで、でもただ眩しいだけ、明るいだけではここまで好きになることはないと思っている。伊吹のあの眩しさは、心がけてそう振舞って獲得した、いわば後天的な明るさだから好きなんだと、この歌詞を見て思った。誰のことも信じず、腐っていた過去も、唯一信じてくれた恩師を失ったことも、悲しいことはたくさんあって、それでも伊吹はずっと眩しくあろうとする。その姿勢自体が魅力なんだろうな、と思う。
そのことがよく分かるのが、7話の「たいていのことは信じるようにしてます」という伊吹のセリフ。単に信じるのではなく、信じようと、言ってしまえば多少の無理をして、信じることを続けている。だから伊吹は眩しいし、きゅるっとしている。
おわりに
ほんの出来心で曲を集めてみたが、MIU404とフレデリックとの親和性が高すぎる気がするのはわたしだけだろうか。というか、非常に狭い層に向けたnoteになった。最後までお付き合いいただいた方(いるの?)、ありがとうございます。
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