眼鏡には濃いめのリップを
最近買ったリップをとても気に入っている。今まで使ったコスメで三本の指には入るくらい。ちなみにLakaフルーティーグラムティントの、色は120番。カフェインローズという名前もかわいくて好きだ。
わたしの日々のメイク事情はと言うと、ベースメイクは下地とパウダーだけ。眉毛をパウダーでサッと描き、目頭と鼻筋に軽くハイライトを入れ、リップをつける。これだけ。アイメイクは眼鏡をかけるのをいいことに、基本的には省略している。家から出ることも人と会うこともほとんどないので、自分なりの最低限の工程のみ。薄めのメイクに眼鏡をかける、これくらいでちょうどいい。
初めは、ナチュラルさを意識して、全てを薄づきにしていた。リップはベージュ系一択。アイシャドウを使う時は割とカラーのはっきりしたものを使いたいので、リップはバランスを取る意味で、あまり色味のないものを選びがちだった。ただ、なんだか気持ちが上がらないな?となり、何かしらを濃くしようと考えついた。基本的にはメイクが面倒な人間なので、自分がワクワクするなにかしらの工程がないと続かない。アイシャドウは好きだが、家にいるだけのメイクで毎朝やるのは手間だ。
そこでリップを変えてみた。ブラウンみのある赤と、やや透け感のある艶っぽい仕上がり。パッケージもシンプルで、わたしの持ち物に馴染む。ついでに言うと、林檎のような香り(と味)がする。すべてにおいてドンピシャに好みだった。アイメイクとの組み合わせを考えると、なかなか手が出ない、わたしにしては思い切った色味。しかし、今の薄めのメイクになら、いい具合のポイントとして使える。リップを濃いめにすることで、一気に「メイクした」感が出せる。心做しか、肌も白く見える気がする。眼鏡との相性も良い。眼鏡には濃いめのリップを。ひとつ方程式ができた。
家から出ず、人にも会わない生活なら、メイクしなくていいし楽ちん!と思っていたが、自分が気に入る身なりをするくらいしか、毎日の楽しみって、ない。自分で作れる楽しみなら、積極的に作っておきたい。リップひとつでご機嫌になれるなんて、いい買い物をしたな〜と、そこもまた毎朝の楽しみを増大させる。
どうか廃盤になりませんように。
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