毒親なんて絶対言わない良い子だよ だから愛して


私達姉弟が小さい頃のお母さんの写真フォルダが弟の写真ばっかりだった。私も映っているけど、大抵弟とのツーショットだ。なのに、弟のソロショットは、細かい生活の場面を大切に保存するように、大量に存在した。

小さい頃、自分が弟よりも愛されていない気がして、
わたしと弟どっちが好きなの?弟の方がお母さんは好きなの?としつこく尋ねていた私の直感はあながち間違えではなかったのかもしれない。

あのとき、そんな事きいてあんたは!!と結局私が怒られていたのは図星だったからなのかな

布団を敷いて3人で寝ていても、いつも2人でくっついていて、1人ではじっこにうずくまって寝る時間
ほんとうにさみしかった

いつまでもお母さんに甘え続ける弟に理由もなくイライラしたのは
ほんとうは私も甘えたかったからなのかな

私はずるいから、なんとなく相手が望む言葉が想像つくし、本心で思っていなくても口に出せてしまうのだけれど、
私に需要があるのは お父さんの愚痴やおばあちゃんの愚痴を全部聞いてやさしい言葉をかけてあげる
優秀なカウンセラーだからなのかな

私が施したら、相手も施してくれる気がした
そんな打算に満ちた自分が、嫌いだ

聞き役になれるのはお母さんに愛されたいからで、別に知らなくていいなら知りたくなかったよ

私はいっぱい愛を注いで生きてきたのに 誰からも注がれない そういう人生 みんなの前で私の愛は無料 
絶賛あかじなう、です

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