ユーはなぜ階段を上るのか
新倉富士浅間神社.
今年2月の寒空の下,中央道を駆けて寄りました.駐車場から本殿を経由
398段もの階段を登る為,息も絶え絶えな方がチラホラ.
駐車場の段階で標高は800メートルを超え,冬の朝に行くには寒い場所でした.
しかしその寒さにも関わらずミシュラン・グリーンガイドの表紙になった事から夥しい数の外国人がおり,和を感じるスポットの人気の高さが伺えました.この頃は数ヶ月後パンデミックが世界を襲うとは思いもよらなかった.
桜の時期にはソメイヨシノが満開になるらしい.
富士の雪が溶ける夏はきっとのっぺりした感じだろう.
ハーイのっぺり
写真右側の五重塔を見た時,ここは神社なのに仏塔のようなものがあるのだなと思ったが(五重塔と言えば奈良の薬師寺などの寺が名高い)
調べたら戦没者の忠霊塔のようだ.
対象は明治以降の対外戦争(日清、日露、WWI、太平洋戦争)で戊辰戦争は入っていない?らしい.
神社がある新倉山浅間公園内には明治天皇の像があり,戊辰も関係あるのかなと思ったが記載は無かった.
国内外からの観光客で賑わい,今やWi-Fiも飛んでいるこの場所だが,景観を成り立たせているものの内容も知れてよかった.
他には韓国語の文学碑があり,韓国語で愛は『サラン』人は『サラム』そして人の生そのものを『サルム』と呼んでいる.というもの.
パッと具体例は思いつかないけれど言語で似た言葉の中に成り立ちに深い繋がりがあったりする.韓国語はさっぱり分からないけれど人と愛は切れないものとして認識されているんかな.
余談だが,富士吉田周辺には富士山に関連のある浅間神社が大量にある.階段を登り,遠くから市内と富士山を見ると昔の人が山に神が宿っていると考え,神社を建てたのも納得がいく気がする.