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届いた仕事のメールを返しながら垂れ流していたYouTubeで女性気象予報士が「今週末は数年に一度の大雨になります。より一層外出しない方がいい日になりそうです。」と言っていた。「そうか、そんなすごい雨なのか。こんなに天気がどうでもいいことなんて今まであったかなぁ。」とぼんやり思っていた。今日で自宅に引きこもって丸2日目だった。知り合いは勿論、昨日は頼んだUBER Eatsが僕に配達をしてくれないまま配達完了になってしまったからそれを考えると全く誰とも会っていないことになる。
仕事柄、いつどこで仕事をしていても全く問題がないので「もうちょっと寝ていたい」や「盛り上がってきたところだからもうちょっと仕事をやりたい」を繰り返しているうちに昼夜逆転してしまい、夜に起きて夜が明けてすぐ眠るような生活をしているから僕の主観ではずっと夜が続いている。
数日前、「もうちょっと仕事をやりたい」が朝に及び、折角だからスーパーに食料を買いに行ったところ、あまりの人の多さや距離の詰め方に唖然としてしまった。それなら僕のような夜でも生きられる人間は夜を続けていた方がいいんだろうなと思った。その方が僕一人分の昼間のスペースが減って世間の為になる。加えて僕も安全だからまさにWIN-WINの関係で、政府公認の昼夜逆転引きこもりになれる。(ただし自己負担)
気が滅入ってしまうので何日かに一度は夜中の3時ぐらいに一人で散歩に行く。普段は0時を過ぎても飲み屋がいくつも開いている駅前であっても泥酔者の一人も見当たらず、街灯やコンビニ、工事現場の光ぐらいしか灯いていない。そこを爆音ヘッドフォンで歩いていると開催されず残ったままの「TOKYO 2020」の垂れ幕や休業の張り紙などがいっぱい目に入ってきて、なんとも異世界のようだった。
今日はライブハウスの店長をやっている友人と久しぶりに電話をした。「これからどうするの?」「このままであと何ヶ月もつの?」というような暗い話題が多かったけれど、ポジティブな話も0個ではなかったし、話しているうちに考えてもなかったアイデアも質はともかくいくつかでてきた。どんな内容であれ現実を知らないとどうするべきかきっと見えてこないから、やっぱり沢山いろんな人と話してそれぞれの視点で今どう見えているかを正直に話さないといけないと思う。
この状況がいつまで続くのかも終わった後どうなるのかもわからないけど、どう考えてもエンタメそのものが完全になくなるイメージは湧かなくて、きっとこの先も流行り廃りやヒットは生まれるはずだから、今はとにかく沢山のこと考えなきゃいけないと思いながらインターネットの化身になってみたり料理してみたり椅子にボーッと座ったりしている。今日は冷蔵庫に入ってた肉を適当に焼いた。
情報収集をしっかりして、絶対に思考を止めちゃいけない。こんなに今までの常識が通じない、誰も答えを持っていない問題が出題されるような時代なんてなかなかないでしょう。自分よりも優秀な人がいつか答えを出してくれるかもしれないけれど、せめてこの世紀の難問に記念受験ぐらいはしてみようかと思う。
雨すごいなぁ。