忘年会の意味とチーム運営への活用
こんにちは。本間優太です。
今年ももう12月も残りわずか。12月の恒例行事といえば忘年会ですね。
そもそも忘年会ってなんであるんでしょうか?
今回は忘年会の意味を探りながら、チーム運営への活用について書きます。
「忘年会の起源」
忘年会といえば、お酒を飲みながら盛り上がるイメージがありますよね。
その起源は諸説ありますが古いものだと室町時代にまで遡るそうです。
当時は「としわすれ」と呼ばれ、庶民では酒を飲んで乱舞し、貴族は連歌を詠みあうような行事だったそうです。
現在のような飲み会スタイルになったのは江戸時代以降。庶民の間で「年忘れ宴会」として広まり、明治時代に入ってから本格的に浸透したそうです。
「日本独自の文化としての忘年会」
実は、忘年会は日本独特の行事です。
欧米では、クリスマスパーティーやカウントダウンパーティーが主流で、忘年会に相当する行事はありません。
なぜ日本で忘年会が定着したのでしょうか?
それは、日本企業の強みであるチームワークと深く関係しています。
上司と部下、社員同士、さらには取引先同士で労をねぎらい、
来年に向けて結束力を強める場として、忘年会は重要な役割を果たしているかと思います。
・ コミュニケーションの場として活用する
普段の業務では見られない社員の一面を知る絶好の機会です。
社員同士のコミュニケーションを促進し、チームの結束力を高めることができます。
・一年の振り返りと感謝の表明
一年間の成果を振り返り、社員の貢献に感謝の言葉を伝えやすい場だと思います。
直接感謝の言葉を伝えることで社員のモチベーション向上につながります。
・来年度の目標設定を共有する
来年度の目標や展望を共有する良い機会です。
ビジョンを示すことで、社員の意識を新年度に向けて切り替えることができます。
簡単ですが以上のような場として活用されてきたのではないでしょうか。
「目的に合った忘年会」
近年、特にコロナ禍以降、忘年会の形も変化しています。
オンライン忘年会や、少人数での開催など、新しい形式が登場しました。
また、アルコール離れや飲み会離れといった言葉も出てきており
メンバーの趣味嗜好や文化的な面でも変化していると感じます。
様々な方が参加するからこそ目的に合った会にする工夫が必要だなと思います。
座敷で瓶ビールを酌み交わすような会なのか
立食形式で料理はフィンガーフードやブッフェ形式の会なのか
ビンゴ、表彰や新人の成果発表などなにかしらのレクリエーションを行うのか
目的に合わせて場所、料理、プログラムetc.を工夫すると良いと思います。
「チーム力を向上」
忘年会は単なる飲み会ではありません。
望年会と言ったりもするように、チームの結束力を高め、来年度に向けての意識を高めることができます。
一年の締めくくりとして、また新しい年への準備として、
効果的に活用することで、より強固なチーム作りにつなげていけます。
チームの力を最大限に引き出し、来年のさらなる成長につなげていきましょう。