お店巡りをしながら、期間限定のワークショップとコンサートを

【深川資料館通り＆イベントコース】
お店巡りをしながら、期間限定のワークショップとコンサートを

取材・文・撮影：佐藤久美

各作品の開催日時は、HPやパスポートブックでご確認ください。パスポートブック（￥1,600）は作品の鑑賞に必要だったり、有料プログラムの割引が受けられたり、オンラインプログラムを楽しめたりといった様々な特典があります。街を巡るＭＡＰの他、コンセプトブックやプログラムブックが同封された、手作りで製本されたアートブックです。
コース近隣のパスポートブック販売所：BOOKSりんご屋、あずま屋文具店、東京都現代美術館ミュージアムショップNADiff（11／13より）

深川資料館通り商店街

　清澄白河駅を出て南に向かい、深川資料館通りを目指します。深川資料館通り商店街には、和食器、シルバージュエリー、深川めし、ブックストア、ギャラリー、和装小物、はちみつのお店。。。歩いていると、個性的なお店が次々現れて、つい立ち止まってしまいます。深川資料館通り商店街主催の秋の風物詩「かかしコンクール」が9/26まで開催されていたため、まだまだ様々な手作りのかかしにも出会えます。

22. 水彩｜水災 ｜ 江東区の水辺に親しむ会
　ピンク色の「本と川と街」のポスターが通りを彩ります。また、「到達水位」と書かかれたピンク色の帯も目につきます。本所・深川全域に展開されている、22,　水彩｜水災　の展示です。水災を考える提案型アートプロジェクトで、深川図書館の1階では、写真も展示されています。

松林院

 「深川江戸資料館東」の交差点を南に進むと、会期中の週末に15. まちに音楽を、と16. ひともじが共演する松林院が見えてきます。コンサート・パフォーマンスのしつらえとなった寺院。この機会を見逃さないようパスポートブックのQRコードより早めにチケットを購入してください。期間中、毎週土曜日の開演時間は週によって異なりますのでご注意ください。

15. まちに音楽を  |  musicGROVE
　神社でのコンサートから活動が始まった若手演奏家が、季節や音楽、空気感といった目には見えないものを書道のパフォーマンスと共演します。

16. ひともじ |  樹虹
　樹虹さんの書く書道は、文字のようですが文字ではありません。会場には、半紙ではなくキャンバスが用意されています。クラシック音楽とともに、寺院という特別な場所で、どのようなパフォーマンスが見られるのか楽しみです。
11／13（土）18：00スタート
11／20（土）15：00スタート
11／28（日）15：00スタート
一般：￥2,000、高校生：￥1,000、小・中学生：￥500、未就学児：無料

深川資料館通り商店街協同組合事務所

　パスポートブックの販売所であるあずま屋文具店を過ぎると、右側に深川資料館通り商店街協同組合事務所が見えます。ここでも、22. 水彩｜水災の「到達水位」のピンクの帯が目をひきます。その下には、「深川美楽市」の看板も出番まで保管されています。

17. 「日常記憶地図」ワークショップ ｜ サトウ アヤコ
　11／20（土）、２１（日）には、商店街協同組合事務所2階でワークショップが開催されます。「日常記憶地図」は、地図のよく行っていた場所や道をなぞることで、ある時期の個人的な場所の記憶と世界を想起するメソッドで、サトウさんが開発しました。今回は、①自分の記憶を呼び起こす（お一人で参加）、②親しい人と風景を共有する（お二人で参加）のワークショップを予定しています。申し込み締め切りが延長されました！参加希望の方は、11／14（日）までに、HPの申し込みフォームよりお申込みください。
11／20（土）12：00－15：00①自分の記憶を呼び起こす（お一人で参加）￥3,500　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
11／21（日）13：00－16：00②親しい人と風景を共有する（お二人で参加）￥6,200　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　
「日常記憶地図ノート（￥880）」込みの参加費、お持ちの方は割引あり
パスポートブック提示で200円割引

　商店街協同組合事務所近辺では、11／14（日）には第24回深川美楽市が開かれ、大道芸・露天・ボードゲームなどが楽しめます。深川資料館通り商店街のお店も出展し、ここ数年春・秋と年2回開催されているようです。今回行けなかった方も、次回の深川美楽市をチェックして、ぜひ商店街を再度訪れてください。

　清澄白河の駅からスタートして商店街を抜けると、三ツ目通りに到着します。三ッ目通りを渡れば東京都現代美術館のある木場公園です。

木場公園

４.  川の街のトラベローグ ｜ 荒れ地（仮）
 「川の街のトラベロ―グ」あしあとスポット。トラベローグ（旅行記）とは、荒れ地（仮）のメンバー3名が、本所・深川をリサーチ（まちあるき）する中で書き記されたテキストです。木場公園は、荒れ地（仮）阿部さんのトラベローグにかかれており、「旅のセット」の「透明な袋」に入っています。
　オリジナルサコッシュやトラベローグ、あしあとスポットのマップが入った「旅のセット」は荒れ地（仮）オンラインショップや、以下のスポットで購入できます｜BOOKSりんご屋・いいね森下・gift_lab。パスポートブックを持っている方は割引価格1,000円で購入できます。

5. つながるライトバルーン | イワタ マサヨシ
　‘ふりかえる、たちどまる。そして歩き出す’　というキャッチコピーを持つこの作品は、日没とともにスタートします。木場公園とJR両国駅が会場ですが、JR両国駅作品の鑑賞には予約が必要です。
　11／28（日）木場公園日没後の鑑賞には予約が不要ですので、ぜひお越しください。木場公園の中のどこにライトバルーンが表れるかは、パスポートブックのQRコードやHPからご確認ください。

20. 空間絵本「きば・きば・きば」 | 小泉マリコ
　「本と川と街」の開催期間中の毎週土曜日の13：00－14：30は、木場公園に大きなサイズの飛び出す絵本が設置されます。木場の歴史や深川の文化が体感できます。巨大絵本の体験には、パスポートブックのQRコードから予約が必要です。

　木場公園では東京都現代美術館を楽しむのも良し、MAPのブルーの点線【現代美術館発-深川-森下コース】をたどり、アトリエタキグチの18. ネオ歩荷、19. citea house、24. KUMADEから鑑賞するも良し。パスポートブックを片手に、次の行先を楽しみながら考えてください。