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女性を"理想化"する能力

 私が大好きな、「情景ポートレート」という分野の写真を撮る写真家、高橋伸哉さんの「写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか?」を中古で買った。



 その中にこんな言葉があった。

「若い人ほど小説を読んで欲しいと思う。年齢を重ねると様々な体験をして経験値が上がってくるから、そこまで想像力は膨らまなくなってくる。 一方、10~20代はまだ経験をしていないがゆえに、小説を読むことによって想像力が爆発して、私達には撮れない写真が撮れたりするのだ。 恋愛経験がない人は、 ドラマや映画や漫画を見て妄想を膨らませるが、 実際に恋愛をすると現実がわかって妄想は萎んでいく。だからこそ、白紙の状態から妄想を膨らませられる若い時代のインプットは大事なのだ。」

 私は、年齢の割に恋愛経験が少ないので、未だに女性に対する"憧れ"があり、つい理想化してしまいがちだ。その、自分なりに"理想化"した女性の姿をいつも撮ろうとする。

 特に、出会ってまだそれほど経っていない、好意を持っている女性に対しては、悪い面を見ていないこともあって、徹底的に理想化する傾向にある。

 これは恋愛経験が少ないが故にしてしまいがちなことであるが、逆に言えば、経験が少ないが故に持っている、私の"特殊能力"と言うこともできるだろう。

 もうひとつ、「いつも、この人が世界で一番美しいと思って撮っている」という言葉もあった。これも女性をより美しく撮る原動力になるだろう。

 以下の記事も同じような視点に立った記事で、私に刺さった。私も同じような感覚で撮っているな、と感じた。

 私は、この特殊能力を活かして、これからは情景写真にチャレンジして行くつもりだ。

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