まずはこれ。
2018年9月のニュースだ。
6年も前のニュースだが、この頃から政府に動きがあるようなので、検索をしたところ、以下のものが出て来た。
コロナ騒動の際に有名になった、ムーンショット目標だ。
この文章を見ると、台風の進路操作技術はまだ確立していないように見えるが本当だろうか?
確かに、地震であれば1か所にエネルギーを打ち込めば起こせそうだが、台風の進路の場合は、周りの低気圧、高気圧、偏西風、海水温など、広範囲に渡る条件の結果として決まるものであるため、コンピューター上で進ませたい進路の線を引けば達成できるような簡単なものでもなさそうだ。
ただし、台風を発生させるだけであれば、現在の技術でも可能かもしれない。
以下は、中国による人工降雨に関する記事。
降雨だけでも一筋縄では行かないことが分かる。
次の記事は、中国による気象改変が、世界の気候に影響を及ぼす可能性に言及するものだ。
現在の世界中で起きている異常気象は、中国の気象操作によるものなのだろうか?
HAARP
アラスカにある気象兵器と言われるHAARPの持つ能力については以下のように言われている。
タイフーンショット計画
以下の記事によれば、
とのことだ。
◉台風科学技術研究センター
台風進路のコントロールが現時点で可能かどうかは、この研究センターの出しているであろう論文などを見てみないと何とも言えない。
調べたところ、こんな記事が見つかった。
この中で言及されている「台風を弱体化させる方法」は非現実的なものが多く、本気で言っているのか疑問を感じてしまうが、次の文章が気になった。
何と、60年以上も前の災害対策基本法で、「台風の制御に努めなければいけない」と決められていたのだ!それを今頃になって本気になったというのはいかにも嘘っぽく感じられる。
そして何と、台風の進路操作についての特許が2018年に出ていた!
エネルギーを消滅させる方法についてはすでに特許があると書かれている。
「エネルギーの消滅 台風」で検索したところ、以下の記事が見つかった。
それによると、台風の進路コントロールの研究は過去に様々行われて来たが、巨大なエネルギーを持つ台風の進路を変えるのは容易ではなく、研究が断念されたケースが多いようだ。
同じ出願人の特許を調べてみたところ、いくつか関連特許が出されていた。
しかし、HAARPを使ったものではなく、送風機を使うもので、これも実用性があるとはとても思えない。
以下は2005年に出された最初の特許か?
ファンやヘリコプターを使うとある。アイデアを出しただけの特許だろう。
そして、気象操作と言えばHAARP。
2010年の段階で、このような本が出ている。「気象兵器・地震兵器・HAARP・ケムトレイル」。
この本の冒頭に、決定的と言っていい言葉が載っている。
これは、1997年4月28日にジョージア州アセンズのアトランタ大学で行われた「テロ・大量破壊兵器および国家戦略に関する会議」の基調演説で、当時国防長官だったウィリアム・S・コーエンが行なった驚くべき提言である。これは曲がりなりにも国防長官の言葉であり、なくとも当時の米政府の公式見解と見ることもできる。
また、以下のように1976年の段階で、いわゆる「環境改変兵器禁止条約」が国連主導で結ばれている。
存在もしない兵器の禁止条約は作られるはずもないので、この時点で気象兵器の開発が各国で進んでいたことは間違いない。
また、HAARPの持つ能力に関しては、3つが挙げられており、以下の記事に書かれている3つと同じようなので、そちらを紹介する。
その3つとは、
1.電離層に混乱を与えることで、超短波ラジオ、テレビ、レーダー信号を意のままに無効化できる
2.極低周波および超低周波電波による地下や海面下との通信(潜水艦との交信、地下施設の探索)
3.(対ミサイル防衛として)赤外線衛星の視界を選択的に遮断できること
である。
この中には、気象操作や人工地震のことは書かれていない。
しかし、極低周波および超低周波電波による地下や海面下との通信ができるのであれば、地下に高エネルギーの電波を打ち込むことが可能なはずで、地下水に電子レンジのように熱を加えることで、地震の原因である超臨界水の爆縮を起こすことも可能なのではないかと私は考えている。
【筆者の判定】
台風進路のコントロールに関しては、2018年時点で特許が出ているが、とても実用化できそうにない原始的な方法なので、実際にこの方法が使われているとは思えない。
コーエン国防長官の発言などの状況証拠から考えると、気象兵器はかなりのレベルまで開発は進んでいるのではないかと推測されるが、決定的証拠はなく、台風進路のコントロールと人工地震に関しては、気象兵器がその能力を持っている確率は50%程度ではないだろうか?
ただし、気象兵器の特徴は、「使った証拠が残りにくい」ことだ。余程のヘマをしない限り、気象兵器で人工地震を起こしたことや、台風の進路をコントロールしたことが発覚することはないのではなかろうか?
降雨コントロール技術はある程度確立されていると見ていいだろう。ただ、いつでもどこでも行えるかと言えば、ある程度の気象条件が揃う必要があるかもしれない。これは技術の詳細を見てみないことには何とも判断できない。