陰謀論/定説/常識の検証シリーズ20 「フラットアース説」
本当は馬鹿馬鹿し過ぎて反論の必要もないと思っているのだが、noteを見ていると時々フラットアーサーのアホ臭い投稿が目に付くので、対抗する意味で少しだけ反論の投稿を上げることにした。
【フラットアース説がデマである証拠1〜極軌道気象衛星の存在】
フラットアーサーは、南極を横断する航路を取る旅客機がないのをいいことに、南極大陸の形を異様な形に歪めて平気な顔をしている。
そこに対する痛烈な一撃を放とう。
静止気象衛星と極軌道気象衛星
静止気象衛星は、赤道上空約36,000km の軌道上にあって地球の自転と同じ周回周期を持つため、地球上からは赤道上空に静止して見えます。 静止軌道に位置する衛星の最大の利点は、地球表面の約1/3を視野に収めることができる観測範囲の広さと地球上の同じ領域を常に観測できることです。 静止気象衛星は、低気圧や前線に伴う数千キロのスケールを持つ総観規模の雲域から熱雷など数時間で変化するメソスケールの雲域まで、様々なスケールのじょう乱を常時監視できます。
極軌道気象衛星は、南北の極付近を通り赤道を大きな角度で横切る軌道を持っています。 これは、低高度(NOAA の場合は約850km)を短い周期(NOAAの場合は約100 分)で地球を南北方向に周回する軌道です。 この軌道を持つ衛星は、地球上のある地点からみると、1日2回程度その地点の近傍上空を通ります。 静止気象衛星に比べ低高度を飛行するため、高解像度の画像が得られますが、観測範囲は狭くなります(NOAA の場合、幅約3,000km)。 また極軌道気象衛星は、静止気象衛星による観測が難しい高緯度地方(緯度60度以上の極地方)を高頻度で観測することが可能です。
極軌道気象衛星からのデータを見れば、「南米→南極→オーストラリア」のような軌道を取っていることが分かるはずだ。それも、地球が球体でなければあり得ない所要時間で。
地球が平面であれば、南極の通過に異様に長い時間が必要になる。何せ円盤の最外縁を半周しなければいけないのだから!🤣
極軌道気象衛星の存在自体がフラットアース説否定の証拠となる。
【フラットアース説がデマである証拠2〜日食と月食】
地球から見て、月と太陽は奇跡的にほぼ同じ大きさである。それゆえに起きる現象が日食と月食だ。
月が太陽と地球との間に入れば太陽が隠れて日食となり、地球が太陽と月との間に入れば、月に太陽光が当たらなくなり月食となる。
それぞれ、太陽、地球、月の相対距離の違いや地球上での観測地点の違いによって、部分月食と皆既月食、部分日食と皆既日食、金環日食がある。
そして重要なのは、これらが全て、日時まで含めて予め詳細に予測できることだ。
月も太陽も謎の力により地平面上を周回しているフラットアース説ではこの現象をどう説明し、果たして日食や月食のタイミングや欠け具合を予測できるのだろうか?
答えは考えるまでもない。
【フラットアース説がデマである証拠3〜南極の写真】
南極大陸を上空から撮った写真がある。
フラットアース説では南極はリング状だ。
また、南極を横断した記録がある。
これをどう説明する気なのだろうか?
【筆者の判定】
フラットアース説がデマである証拠は他にも山ほどある。
自著「陰謀論者と呼ばれて」
の第5章に書いた通り、
人工衛星や探査機から撮影した地球の写真
時差
季節により太陽の角度が異なる。しかも緯度が違う地点ではそれぞれの地点での太陽の角度が異なる。
白夜、極夜
コリオリの力(地球の自転速度が緯度によって異なるために、北半球では右向き、南半球では左向きに働く見掛けの力)
重力の存在
人工衛星の存在
他の天体が全て球体
平面の天体が存在するための物理法則が存在しない
物の重さが緯度によって異なる
など、挙げれば切りがないのだが、証拠を上げるのはこれくらいにする。
判定は私がしなくても明らかだろう。
「あいつは頭がおかしい!」と思われないためにも、フラットアーサーはさっさと白旗を上げるのが身のためだと思うがまだ抵抗するのだろうか?
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