「人類を裏切った男~THE REAL ANTHONY FAUCI(上巻) 」③ ポイント抜き出し 3/7~ヒドロキシクロロキンの弾圧
2021年11月9日に米国で発売された本書は、書店に置かれず、様々な妨害を受けながらもミリオンセラーとなり、この日本語版も販売妨害を避けるためか、当初はAmazonでは流通させず、経営科学出版からの直売のみになっているようだが、現在はAmazonで買うことができるようになっている。
日本語版は1000ページを超えるために3巻に分けられた。
本書はその上巻「巨大製薬会社の共謀と医療の終焉」だ。
極めて重要な情報が満載で、要旨を紹介して終わりでは余りにも勿体ないので、お伝えしたい内容を列記する。
今回はヒドロキシクロロキン弾圧の実態について。
2.ヒドロキシクロロキンの抹殺
・当初から、ヒドロキシクロロキンやその他の治療薬は、ファウチ博士とビル・ゲイツにとって、480億ドルを投じて進めている新型コロナウイルスワクチンプロジェクト、そして特にゲイツが多額の出資をしている自慢の薬「レムデシビル」の存在を脅かすものだった。連邦法の下では、ある病気に対してアメリカ食品医薬品局(FDA)が承認した既存薬に効果が認められる場合は、新しいワクチンや新薬に緊急時使用許可は下りない。
従って、ヒドロキシクロロキン(またはイベルメクチン)のようなFDAに承認された薬が新型コロナウイルスに有効だと証明されれば、製薬会社はもはや、数十億ドルをかけたワクチンを緊急時使用許可の下で市場に迅速に投入することは法的に許されなくなる。
そうなると、通常の手順どおり、体系的な安全性と有効性の試験のために何年もの時間を費やしてからワクチンを市場に出さなければならない。それでは、利益が少なく、不確実性が高まり、市場への滑走路が長くなる。
・ファウチ博士は、モデルナのワクチンだけで60億ドルもの税金を投入している。彼のアメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は特許の共同所有者であり、特許使用料から莫大な金が集まるはずなのだ。
長く安全だと認められていたヒドロキシクロロキン
・ヒドロキシクロロキンは、世界中の規制当局か様々な病気に対して安全かつ有効であるとすでに承認している、65年の歴史を持つ化合物だ。
・長年の使用により、ヒドロキシクロロキンの安全性と有効性が十分に確立されているため、アフリカの多くの国ではヒドロキシクロロキンを市販薬として認可している。
・米国では、FDAが制限を設けずにヒドロキシクロロキンを承認して65年になる。医師はどんな適用外使用でも処方できるとされている。
(リンク先にあるように、ヒドロキシクロロキンはグレープフルーツ、レモン、重曹を使って家庭でも作れるそうだ。安全な訳だ。)
コロナウイルスの早期治療に有効だった薬
・CDCが2005年に発表した研究では、SARSが大流行したときに、霊長類の細胞培養においてクロロキンがコロナウイルスを即座に除去したと示された。ウイルスへの曝露の前後のいずれにおいても、クロロキンは強い抗ウイルス作用を有し、予防と治療に効果があると示唆された。
・2014年の国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)の研究とオランダの論文のいずれも、クロロキンが中東呼吸器症候群(MERS)の原因となるコロナウイルスにも有効であると確認した。
・これまで述べた内容に抗って、ファウチ博士はひとつの答えを出した。「ヒドロキシクロロキンを使用すべきではない」と。
ヒドロキシクロロキンに関する不可解な措置
・製薬会社は低コストを忌み嫌っている。ヒドロキシクロロキンは治療開始から終了まで約10ドルで済むが、ファウチ博士が最愛するレムデシビルは3000ドル以上もするのだ。
製薬会社の利害関係者は、多くの国でヒドロキシクロロキンの使用を制限し、信用を落とすための先制攻撃を開始した。この動きはWHOがパンデミックを宣言する前の2020年1月から起きている。
・武漢で新型コロナウイルスが発生したとの噂が流れ始めた1月13日、フランス政府はヒドロキシクロロキンを市販薬から処方薬に再指定するという、奇妙で、不可解で、前例のない、非常に疑わしい措置をとった。奇しくも数週間後、カナダの保険当局がまったく同じ措置をとった。
・南アフリカは2020年末に、輸入規制に違反した疑いがあるとして、2トンの救命用ヒドロキシクロロキンを廃棄した。米国政府は2021年に、不適切に輸入されたという理由で450キロ以上のヒドロキシクロロキンの廃棄を命じた。
・Googleには、ワクチン産業の利益に反する情報を抑制してきた長い歴史がある。同社の親会社Alphabetは複数のワクチン関連会社を所有する。Googleは、すべての大手ワクチンメーカーと有利なパートナーシップを結んでおり、グラクソ・スミスクラインとの7億1500万ドルの提携はその代表例だ。
・ヒドロキシクロロキンの有効性をうたうコンテンツを禁じたソーシャルメディア・プラットフォームはGoogleだけではない。Facebook、Instagram、YouTube、その他すべての巨大IT企業のプラットフォームは、ヒドロキシクロロキンの有効性を示す情報を削除し、ファウチ博士やビル・ゲイツが支配する公衆衛生機関(HHS、NIH、WHO)が作成した業界のプロパガンダに置き換え始めた。
・2020年6月初旬、FDAは急遽、ヒドロキシクロロキンの承認を取り消すという異例の措置を講じた。その結果、莫大な量の貴重な薬の備蓄があってもアメリカ国民は使用できなくなった。
業界による不正な研究
・ファウチ博士、ビル・ゲイツ、WHOは、約20件の研究という名の陰謀を企て、傭兵研究員の幹部に資金を提供した。ここで採用されたプロトコルはいずれもヒドロキシクロロキンの安全性に疑問を持たせる意図を持って作られた不正なものだった。
標準的な治療では1日あたり400ミリグラムを投与するが、WHOの17件の研究では1日あたりの投与量として、1日目に2400ミリグラムという致死量に近い量を、2日目以降は800ミリグラムを設定していた。
・ゲイツとその陰謀団が用いた武器は他にもある。ヒドロキシクロロキンが単に危険な薬であるだけでなく、効果がないと思わせるような欺瞞を仕掛けた。彼が資金を提供した研究はいずれも、ヒドロキシクロロキンのプロトコルには欠かせない構成要素であるアジスロマイシンと亜鉛を組み込んでいなかった。
ファウチ博士も、ゲイツも、WHOも、「ソリダリティ」試験も、「リカバリー」試験も、「REMAP-COVID」試験もすべて、ヒドロキシクロロキンを新型コロナウイルス感染の後期に投与しており、早期に投与した場合にのみ有効であるとする一般的な勧告に反していた。
・ビル・ゲイツは、ヒドロキシクロロキンに比べて実績が乏しいにもかかわらず、ギリアド社のレムデシビルを最良の代替品として宣伝したが、同社に多額の出資をしていることには触れなかった。
科学雑誌の捏造スキャンダル
・製薬会社が医学出版を徹底的にコントロールしていること、また、『ランセット】誌、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』誌、『ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション】誌の3誌が完全に製薬会社の道具に成り下がったことは、もはや議論の余地がない。
『ランセット』誌の編集者リチャード・ホートンは、「科学雑誌は製薬業界の汚れた情報の洗濯屋に堕落している」と断言する。
FDAやWHOによる卑劣な包囲網
・2020年6月17日、WHOは、世界中の何百もの病院にヒドロキシクロロキンの臨床試験を中止するよう求めた。
WHOの勧告に従って、スイスはヒドロキシクロロキンの使用を禁止した結果、禁止から約2週間後に死亡率は3倍になった。スイスでは、約15日後にヒドロキシクロロキンの使用が再び認められ、新型コロナウイルスによる死亡率はヒドロキシクロロキン使用禁止前のレベルに戻った。
ヒドロキシクロロキンの有効性を示した他国の実績
・各国のデータを見ていくと、一貫して、ヒドロキシクロロキンを入手しやすいほど死亡率が低い。
ファウチ博士の駆け引き
・ファウチ博士は、彼の嫌いな薬には二重盲検無作為化プラセボ対照試験の実施を執拗に主張し、レムデシビルのNIAIDの試験では、当該薬に有利となるよう薬効計画のエンドポイントを途中で変更するという軽率な修正を行なった。
だがファウチ博士は、マスク着用、ロックダウン、ソーシャルディスタンスについては、無作為化試験のための資金提供も奨励もしなかった。
・新型コロナウイルスワクチンの緊急時使用許可を正当化するために行われた2か月間の無作為化臨床試験は、長い期間を経てから現れる副作用を検出するにはあまりにも短すぎる。これらのワクチンはリスクが大き過ぎるため、保険業界は引き受けを拒否し、メーカーも包括的な免責がなければ製造を拒否した。
ビル・ゲイツはこれらの新規ワクチンに投資している張本人だが、それらのリスクが非常に大きいため、人々にワクチンを提供する際に各国政府が彼に訴訟を起こさないという条件をつけた。
・ファウチ博士は常に勝ち馬を持っていた。
その1頭目はレムデシビルだ。
WHOの無作為化プラセボ対照試験で新型コロナウイルスに効果がないと示された後も、レムデシビルは走り続けている。おまけにレムデシビルの安全性は最低だ。
2頭目はモデルナ社のワクチンである。
博士は、何年もかけて60億ドルの税金を投入したモデルナ社の新型コロナワクチンのヒトでの臨床試験に出資する気満々だった。しかし、動物実験による安全性と有効性のデータを取る前にヒトでのしけんをするのはFDAの規制に反する。そこで、無作為化プラセボ対照試験が完了する前に、緊急時使用許可を得たワクチンを何億人もの人々に接種することを推し進めた。
続き ④↓
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