なぜ日本人は騙されやすいのか?
まず、これを見て欲しい。
夏にはアイスが売れる。そして夏には海や川での溺死者が増える。この2つの現象を生み出しているのは気温だが、どちらも同じ時期に起きることなので、まるでどちらかがもう一方の原因になっていると捉えてしまう人が出てくるかもしれない、というお話。
もちろん、この結論は相関関係と因果関係を混同した全くの間違いだ。
このような捉え方をする人が1人や2人出るのは構わない。問題は、そのような主張がされたときに、主張の正しさの吟味をせずに、そのまま拡散してしまう人の多さだ。
日本において周りを見渡すと、このレベルの単純思考の人が多くて本当に困る。
彼らはほぼ「反射」で判断する。
政府や医者、学者などの権威の言うことを鵜呑みにする、大半の日本人がこのような思考パターンなのは当然だから何とも思わないが、私のように「反権力」の立場で、世の中にはびこる「嘘」を暴き、真実を伝える側にいる人間の中にも、この手のタイプの人が多くてウンザリする。例えばこれ。
この投稿が多くの人によって拡散されているようなのだ。
これが本当なら、肺炎球菌用のレプリコンワクチンの審査報告書が存在し、このワクチンの添付文書にレプリコンワクチンである旨が書かれているはずだ。
それさえも確認せず、反コロナ界で少し有名な医者の言うことであれば真に受けてしまうようでは、権威に騙されている日本人とほとんど何も変わらない。信仰する先が異なるだけだ。
政府見解を信じる8割の国民、政府見解を疑う(つまりコロナワクチンを打たなかった)2割の国民のうちの8割はこのレベルだろう。(数字は私が仮に置いただけ)
しかしこれは、長年の教育で日本人に組み込まれた思考パターンなのだ。私も30年ほど前まではほとんどこの思考法に囚われていて、会社では上からの指示待ちだったので、個人を非難する気も、その資格もない。
小学校から大学までの16年間の教育で、教科書に書いてあること、先生の言うことのみが正しく、従ってテストでいい点数を取るためには、自分の中に浮かんだ疑問を無視し、ひたすら上から与えられる「正解」を覚える努力をする。
16年間の教育の中で、自分で情報を集めて、自分の頭で考えて判断する訓練を全く積んでいないのだから、こうなってしまうのは当然のことだ。
あるべき教育
本来、学校で教えるべきことは、世の中で常識とされていることに対して疑問を持ち、真実を自力で見付け出す能力を身に付けさせること。
例えば、教科書に書かれていることに対して感じる疑問を上げさせ、「なぜ疑問に感じるのか?」「本当はどうだと思うのか?」などを考えさせる。そしてチームの中で討議させることで、課題抽出能力と課題解決能力を鍛えていく。
これこそが、社会人になってから必要な能力であり、致死性ワクチンなどで政府に殺されないための最大の武器になるのだ。
欧米ではそのような教育が一般的のようなので、日本人とは思考能力のレベルに大きな差がある。
コロナ偽パンデミックにおいて、ヨーロッパでは大規模なデモが行われていたのに対し、日本で大規模なデモが行われてこなかったことが、それを如実に表している。
日本の教育を、知識詰め込み型から思考型に変えるには、長い年月が必要だろう。現在の文科省がコントロールする体制の中で、この変化を起こすのはほとんど不可能に思える。
やはり、日本全国の想いのある個人がフリースクールなどで思考型の教育を行い、それがどんどん広がり、半数近くの子どもたちがそのような教育を受けるようになれば、ようやく国も動き出すのではないかと思う。
教育は下から変えていくしかないだろう。
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