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毒薬アビガンがマダニ感染症の治療薬として承認

 アビガンがマダニ感染症の治療薬として承認されたそうだ。

 このニュースを見た私の第一印象は「冗談だろ?」だ。なぜなら、

1.アビガンと言えば、新型コロナ用に特例承認申請したが、効果がなくて承認申請が取り下げられた薬だ。

2.そして、驚くべきことに、新型コロナの患者(正確にはPCR検査陽性者)国内の治験で1000人以上殺している劇薬だ!

https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_favip_210701.pdf?fbclid=IwAR2n3mbmqRWU3ORoQtw35R7U6cePFK0xgFANKJLvpJ81608QqYpMaOniB7A

 常識で考えれば、これだけ人を殺す薬が承認されるわけがない!

 しかし最初の記事をよく読むと、「「アビガン」は、10年前(2014年)に抗インフルエンザ薬として承認され、政府が備蓄している薬です。」とある。
 このこと自体が異常だ。

 別の記事を見たところ、

 アビガンの動物実験ではサル、マウス、ラット、ウサギの4種類の動物で催奇形性が認められており、ラットでは初期の受精卵(初期胚)が死滅したことも報告されている。もちろん動物実験の結果と同様のことがそのままヒトで起こるとは限らない。しかし、ヒトと同じ霊長類のサルも含む4種類の動物すべてで催奇形性が確認される以上、ヒトでも十分起こりうると考えるのが妥当である。

 実際、アビガンの抗インフルエンザ薬としての承認時はこの点が最大の論点となった。企業側は季節性インフルエンザの治療薬として承認申請を求めていたが、シーズンごとに確定患者だけで数十万人規模となる季節性インフルエンザに催奇形性があるアビガンを承認することに厚労省側が難色を示したのだ。

 ただ、新型インフルエンザのパンデミック後のことで、その当時まで承認されていた抗インフルエンザ薬とは異なる新しい作用の仕方を示すということもあり、苦肉の策として「新型または再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、ほかの抗インフルエンザウイルス薬が無効または効果不十分なものに限る)」と極めて限定された適応で承認された。

しかも、新型インフルエンザのパンデミック発生時に国が出荷の可否を決めるという、これまた前代未聞の条件が付き、今回の新型コロナパンデミック以前は新型インフルエンザ対策用の国の備蓄のため以外では製造されておらず、一般の医療機関には在庫すらなかったほどだ。

とのことで、特例承認に近いものと思われる。

 この状況で正式な承認はあり得ない。

 ということは、新型インフルエンザ用と同様の、特殊条件だけで使用が許可される条件付きなのではないだろうか?
(審査結果報告書は見付けられていない)

 もしや、マダニ媒介感染症パンデミックでもやる気か?

 こんな薬が簡単に承認されるとは、日本の医薬品の審査レベルもアメリカに負けず劣らず酷いものだ。レプリコンワクチンが「有害事象がコミナティ筋注と同じレベルだから」との理由で承認されるくらいだから不思議ではないか。

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