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陰謀論/定説/常識の検証シリーズ15 「マウイ島山火事人為説〜スマートシティーにするためにマウイ島は焼け野原にされたのか?」

 マウイ島の山火事(と言われている)は2023年8月8日に起きた事件なので半年近く前の古いニュースだが、今年の元旦の能登半島地震でマウイ島の山火事が引き合いに出された。
 それは、両方とも「DEW(指向性エネグギー兵器)」によるものではないか?」という観点でだ。

 マウイ島の山火事については、発生直後に私も検証を行なっていたが、結論がはっきりしなかったので途中で止まっていた。
 この機会に結論を出すところまで進めるべく検証を再開した。

マウイ島山火事とは?

 信用できないWikipediaによれば、

「ハワイ・マウイ島山火事は、2023年8月8日からハワイのマウイ島で発生している大規模な山火事のことである。この山火事により110人の死亡が確認されているほか、1300人以上が行方不明となり、2,200棟以上の建物(このうち86%が住宅)が損壊した。アメリカで起きた山火事としては、過去100年で最悪の被害である。観光地であるラハイナは大部分が焼け野原と化し、壊滅状態となった。」

Wikipediaより

 とある。

 原因は、「ハリケーン・ドーラによる強風と、損傷した送電線からの火花ではないか」と推定しているが、因果関係は不明だ。
ニュースでは盛んに気候変動(地球温暖化)が原因と騒いでいるが、もちろん因果関係は不明だ。

マウイ島山火事に関する不可解な点

 この火災に関して奇妙な点はいくつかある。

・山火事であれば、住宅街まで火が達するまでにいくらでも逃げる時間はあるはずなのに110人が死亡、1,300人以上が行方不明は考えられない。

・1,300人以上が行方不明ということは家の中で形を留めないほどに炭化していることを意味するのでは?通常の火災でそうなるのか?

・道路の車が内部まで焼き尽くされていること、船まで燃えているのは山火事からの延焼では考えにくいのでは?

港の船が燃えている!

・リング状、線状の燃え方は何を意味するのか?

・燃えなかった家の不自然さ。この位置で燃え残る?

・エリート層の家は被害を受けていない?

 ただし、この情報の真偽の確認は取れていない。

・黒いカーテンの謎
 火災鎮火後のラハイナでは、何マイルにも渡って黒いフェンスが設置されている。

 特別警察が配備され、フェンスの中の撮影を禁じている。ドローンに飛行も禁じられた。フェンスの中は立ち入り禁止区域に指定され、住民が自宅に入ることも禁じられている。

 これは、焼け跡に残る何らかの証拠を隠すためではないかと噂されている。それ以外の合理的な理由が思い付かない。

スマートシティー化計画

・2018年8月に世界経済フォーラムが「ハワイはアメリカで最初の100%生成可能エネルギーで動く州になる」と発表。

・火災のわずか2週間前、民主党政権は、15分のスマートシティーを構築する協定を結ぶために世界経済フォーラムおよびゲイツ財団の関係者と交渉を行なっていた。

・「15分都市」とは?
 15分以内の移動で生活の全てを賄える、コンパクトな都市のこと。目的は二酸化炭素排出の削減。

・12年以上に渡り、この島の先住民は自分たちの土地や財産を国連や世界のエリート層に売却することを拒否してきた。
 ビル・ゲイツ、オプラ・ウィンフリー、マーク・ザッカーバーグ、国連、ビルダーバーガー、そしてブラックロックやヴァンガードを含む世界中の何百人もの億万長者は皆、ラハイナの大部分を購入しようとしたが、ラハイナ市民によって拒否された。

・火災の1か月前に、州政府が法律を変えて、何らかの緊急事態が起きた場合には州政府が土地を住民から取り上げることができるようになった。

・住民に対しては、不動産屋が盛んに「土地を売りませんか?」と電話を掛けてきているそうだ。

・マウイ島のスマートシティー計画には、日立製作所が関与。


 2023年1月に「マウイ島を丸ごとスマートシティーにするためにスマートシティー会議がマウイ島で開催」って、タイミング良過ぎない?

・バイデン大統領が火災前に長期復興の準備

バイデン:「私は、マウイ島の長期復興を主導する首席連邦対応調整官として、国内有数の緊急事態管理者の一人であるボブ・フェントン氏を任命した。彼は火災発生前からハワイの現場にいた。」


 そして、次は焼け出された住民に対する州政府の態度だ。ラハイナに戻ってきて欲しくないと言わんばかりだ。

鎮火後の支援の妨害、住民への悪意に満ちた対応

・報道で火災を知り、近隣の市や島から支援物資が届けられたが、軍が道路や港を封鎖しており、支援の人、車、船は全て追い返された。

・アメリカ政府はマウイ島の人々に配給している水に毒を入れているとの情報がある。

・水が安全ではない。煮沸しても安全ではない。政府当局が持ち込んだ飲料水が人々を病気にしているとの話もある。熱や寒気、その他の病気に見舞われている。

情報の遮断・情報のコントロール

・携帯電話やネットなどのインフラは止められていた。

・火災がその進路にある家々を飲み込み始めたとき、マウイ郡の緊急当局は、ラハイナの住民に逃げるよう警告するための広範な緊急サイレン・ネットワークの使用を拒否した。サイレンやスマホの警報は鳴らなかった。サイレンを鳴らさなかった理由は「住民がパニックになるから」。

・火災はすぐにおさまったと、消防署が嘘の情報を流した。

避難の妨害

・州政府が火災の夜から朝まで、外出禁止令を出していた。

・消防署が火災のためラハイナバイパスの道路を閉鎖。通行止めはラハイナから南へ抜ける唯一のルートを塞いだ。

・住民が火災に気づき、車で市外に逃げようとしたが、市の出入り口の道路を警察が封鎖し、一切の出入りを許さなかったため、市内は大渋滞が起きていた。

消火の妨害

・水道は止められていた。

・消防車が出動したが、消化活動に水を使うことを、危機対策本部が許可しなかった。

・ハワイの土地天然資源省は、ラハイナの消防士を助けるためにマウイ内陸部から水を迂回させることを承認するのに何時間も掛かった。

不作為

・ハリケーン「ドーラ」のもたらした強風は、西マウイで少なくとも30本の電柱を倒壊させたが、ハワイアン・エレクトリック社は送電網を停止させる手順を採っていなかった。

・ハワイアン・エレクトリックは、火災のリスク、送電線のアップグレード、送電網の改善を無視し、州の義務に従って2045年までに100%再生可能エネルギーに移行することに重点を置いた。
 連邦政府はウクライナに1150億ドルを割り当てたにもかかわらず、ラハイナに提供したのはわずか190万ドル(1世帯あたり700ドル)だった。

ここまでのまとめ

 以上を総合的に判断すると、 

「州政府は以前からマウイ島を火事で焼き払いたくて仕方がなかった」としか思えない!

 ここまでは間違いないだろう。

 ここからは2つの疑惑について検討する。

疑惑1. 人身売買疑惑

・火災から2週間の時点で約2000人の子供が行方不明。

・スクールバスごと消えている。

・多くの独立系ジャーナリストは、火災の当日、子供たちは家に帰されなかったと言っている。スクールバスに乗せて連れ去られたのではないかと言われている。

・AP通信によれば、強風のため、公立学校のいくつかは休校となり、他の学校はまだ始動していない。つまり、ラハイナの3,000人の公立学校の生徒の多くは、親が働いている間、家に一人でいることになる。
 一方で、「火災が起きた当日、ハリケーンが来ていて、学校は休校で子供たちと家族は皆んな家にいた」との情報もあり、親が家にいたかどうかははっきりしない。

・カウアイ島では以前から人身売買が行われているとの証言がある。
 幼児性愛者であることが発覚しているマーク・ザッカーバーグがプライベートビーチの実現に関わった主要人物の一人。彼らはここを所有し、女性や子供たちをボートに乗せて、その土地を所有する人たち以外は誰も立ち入ることのできないプライベートビーチに移動させる。
 彼らはハワイ諸島をジェフリー・エプスタイン島のようにしたいと考えている。

 火災のついでに子どもたちを大量に連れ去った可能性はあるが、その後の確実な情報を取れていないので判断はできない。
 ハイチの大地震の後にも、クリントン財団が現地で孤児を人身売買のために連れ去ったと言われている。大規模災害は彼らにとってはチャンスなのだ。

 そしていよいよ火災の原因について。

疑惑2. 火災の原因は指向性エネルギー兵器(DEW)なのか?

 AP通信によれば、ラハイナの住民が撮影したビデオには、墜落した送電線が枯れ草に火をつけている様子が写っており、おそらく大規模な火災の発端となったものと思われる。

 ただ、それだけが原因とは限らない。

 指向性エネルギー兵器(DEW:Directed-Energy Wepon)が使われたのではないかとの噂がある。
 DEWとは、レーザー、マイクロ波、量子ビームなど、高度に集束されたエネルギービームを展開する兵器。


 他の国ではDEWによるものと思われるビームの写った動画があるが、マウイ島に関しては見付けられていない。

 英国BBCはマウイ島のDEW動画や画像を検証しており、すべて捏造と判定している。この検証には妥当性がありそうだ。

アルミホイールが溶けているのはDEWの高温によるものなのか?

 「アルミは普通の火災では溶けないから、アルミホイールが溶けているのはDEW攻撃があった証拠」とする説がある。本当だろうか?

 ちなみに、天井が焼け落ちるような大きな火災になると、1,000度以上になるそうだ。

 以下は「自宅でアルミ缶を溶かす方法~工芸品やその他のプロジェクトのためにアルミニウムをリサイクルする」と題する記事だ。

 以下にあるように、「660℃まで加熱する」とある。

 アルミの表面には酸化皮膜ができていて、その融点は確かに1200℃だが、中身のアルミが溶けてしまったら、形を保つことはできない。
 そう、アルミホイールは火災の熱で溶けるのだ!

青いものだけ焼けていないのはDEWだからなのか?


「DEWは青いものだけ焼かない。マウイでは青いものだけ焼けていない。だからこれはDEWによ起こされた火災だ」とする説がある。

 以下は、DEWは青いものを焼くことができない証拠とする動画だ。

 しかし本当だろうか?

疑問1. これは本当にDEWなのか?これがDEWだとしたら、軍事機密の兵器を個人で所有しているのか?それとも流出動画なのか?

疑問2. DEWは手持ちで操作できるような小さなものなのか?あるいは出力を弱めたバージョンなのか?

疑問3. なぜ青いものだけ焼けない周波数に設定してあるのか?周波数の調整はできないのか?

 さらに、マウイ島にあるセレブたちは家の屋根を青く塗っているとの情報もある。

 これが本当だとすれば、セレブはマウイが青いものを焼かないDEWで攻撃されることを知っていて、あえて家を建てたことになる。

 しかし、DEWの攻撃を免れるとしても、延焼で焼ける可能性はある。
 「青いものだけ焼け残っているのはDEWにより焼かれたからだ」とする説は、「焼けた家は全てDEWの直接攻撃により焼けた」ことが前提となっている。
 しかし、通常の大規模火災で焼ける建物のほとんどは「延焼」によるものだ。火元は大抵1か所、多くても2、3か所だろう。

 屋根を青くすることだけでは、火事で絶対に焼けない保証にならないのは明らかだ。

   DEWでの攻撃を受ける予定のある場所にわざわざ豪邸を建てるだろうか?私なら、マウイが焼け野原になった後に建てるだろう。

 私は、「青い物が焼け残ったのはDEWによって起こされた火災だからだ」とする説には否定的だ。

木が内部から燃えるのはDEWによるものなのか?

以下の動画の2:50からを見て欲しい。

 木が内部から火を吹いている。

 これをDEWによる火災の証拠だとする人がいる。確かに私もこれを見て、異常な光景だと思ったし、DEWによって上空から幹の中に撃ち込まれたことによる火災なのではないかと感じた。

 自然な火災でこのような燃え方をすることはあるのだろうか?

  あるとしたら、強風にあおられて、炎が幹部分に当たり、幹の割れ目から内部に入り、内部が乾燥していれば外側よりも先に内部が焼けることは可能性としてはありそうだ。

 木が内部から燃える映像は他でも見たことがある。
 カリフォルニアでの火災の様子だ。

 この火災では、家が焼けても周りの木がほとんど焼けずに残っている。奇妙に思える。

 ただ、通常の火災の焼け跡の写真を見ると、家のすぐ横の木が燃えずに残っていた。
 意外に緑の木は水分を含んでいるので燃えないのかもしれない。生きた木を焚き火の燃料にしないもの燃えにくいからというのがその理由だし。

  調べてみるとやはりそのようだ。緑の木は火災から家を守ってくれるようだ。

  これは、誰かの言うことを、直感だけで鵜呑みにすることの危険性を痛感させられる事例だ。


【筆者の判定】

 州政府や消防、水道局、警察などの不作為、スマートシティー計画、焼けた土地の買収への動きなどを見れば、支配者たちがマウイ島の土地を住民から取り上げたがっているのは明確に分かる。

 今回の火災の前からずっと、住宅街が火災で焼け野原になって欲しいとの彼らの願いは行動となって現れていた。

 今回の火災が、自然に起きた火災であるか、DEWによって意図的に起こされたものであるかを問わず、州政府が強い意志を持って火を消さずに燃え広がるのに任せたことは間違いのない事実であり、支配者と一体となっているであろう州政府の責任は免れない。

 リング状の火、船が燃え、青いものが焼け残ったことなど、火災がDEWによる攻撃であった可能性は残るが、証拠を残さないDEWの性質上、断定は困難だ。今後、各国で同様の攻撃を牽制する意味で火災の原因をしっかりと検証しておくことは重要だ。

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