コミュニティノートを誰が書いているのか?
Xの新しい機能として、「コミュニティノート」というものがある。
どうでもいい投稿しかしていない人は、この存在を知らないかもしれないが、社会の問題に真剣に取り組んでいる人間には、恐らく馴染みのものだ。
コミュニティノートは基本的に誰でも書くことはできる。採用されるにはいくつかのステップがあるが、書くことだけであれば、誰にでも権利はあるのだ。
誰が書いているのかについてまとめた記事があったのでご紹介する。
ただし、これによると個人名やアカウントを特定できるわけではないようだ。
私が見た限りでは、コミュニティノートが添えられる投稿にはある法則がある。
それは、政府の嘘を暴くような投稿だ。
例えば、
•コロナ
•ウクライナ戦争
•マイナンバーカード
•不正選挙
•ワクチン
•気象兵器
•LGBTQ
など。
コミュニティノートは、いくつか見ると分かるように、非常に手間の掛かる、専門的な書き込みが大半だ。
以下がその例だ。
実際に投稿がデマの場合もあるが、コミュニティノートがターゲットにしているテーマは限られている。それはFacebookのファクトチェックと同じだ。
ファクトチェックを誰が書いているかについてはこちら。
ファクトチェックは、ファクトチェッカーと呼ばれる数多くの組織が、Facebookのメタ社などからの依頼で、金をもらって行なっている。
コミュニティノートの中身を見ると、引用データも非常にしっかりしており、プロの仕事と感じる。とても無料の善意でやっているとは信じられないレベルのものだ。
「コミュニティノートを誰が書いているのか?」
「増田」という人物が書いているよ〜、という投稿もあるが、本当だとしてもレアケースだろう。
先ほどの質問に対する、最も可能性の高い答えは、「ファクトチェッカー」だ。
ファクトチェックとコミュニティノートは、仕事としてはほぼ同じだ。「ファクトチェック」が「コミュニティノート」と、名称が変わったくらいのものだ。
95%の確率でこれが正解だと思う。
ファクトチェックは、それ専門の組織が書いていることがバレ、評判が良くないことから、一般市民が善意で書いている風を装って新たに作り出したものがコミュニティノートなのではないだろうか?
いずれ、政府がコミュニティノート用に予算を使っていたことが明らかになる時が来るのではないだろうか?
[2024.8.27追記]
私が探すのでは偏る可能性があるので調べてみたところ、コミュニティノートを収集している「バスノート(コミュニティノート紹介)」というアカウントがあったので、以下でそこに上がっていたコミュニティノートをご紹介する。
こうして見ると、ワクチン関連が多いなど、先ほどの結論と大きな違いはないと思うが、たまにパンダの餌代や、学校給食のネタなどにコミュニティノートが付いている。
私の読みでは、これらはファクトチェッカーによるものではなく、善意の民間人によるものだろう。
誰でも書ける仕組みになっているので、コミュニティノートが作られた目的も知らず、正義感で書き込んでいるものと思われる。
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