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陰謀論/定説/常識の検証シリーズ22「地球温暖化人為説を一刀両断にする」

 「地球温暖化が起きており、その原因は人類が産業化により大量に排出するようになった二酸化炭素である」とするいわゆる地球温暖化人為説を検証する、と言うよりはぶった斬る!
 と言うのも、地球温暖化人為説は「フラットアース説」並に、検証するのもバカバカしいほどのレベルの低い「ウソ」だからだ。

 このテーマに関する本は山のように出ており、それを読めば結論は明白であるが、それよりも最短距離で結論に辿り着く視点を見つけたので記事にする。

「二酸化炭素濃度が地球温暖化を引き起こしている」との説を否定する論理

 コッホの4原則というものがある。

 ある病気の原因が特定の病原体であることを証明するためには、その病原体を体に入れた時だけ、確実にその病気になることを証明しなければいけない、というものだ。

(1) 特定の臨床症状を示す患者から常にその病原体が検出されること。
(2) 特定の患者からその病原体が常に純粋培養の状態で分離できること。
(3) この病原体の純粋培養したものを感受性のある動物に接種すると,特定の症状を示す疾患が起ること。
(4) その動物から再び純粋培養の形でその病原体を分離できること。

 ここまで厳密にやらないと、2つの事象の間の因果関係を証明することはできないのだ。

 地球を生命体と考えれば、地球温暖化についても同様の考え方ができる。
 地球温暖化人為説が事実であれば、二酸化炭素が増えた時には確実に気温が上昇しなければいけない。そして他の要因による気温上昇は無視できるほど小さくなければいけない。他の要因の変動により、二酸化炭素の増加よりも気温が大きく上昇しては、二酸化炭素が地球温暖化の原因とは言えなくなる。

 これを検証しようとしても実はほとんど不可能なのだ。なぜなら、気象は1週間後の天気も正確に予想できないほど、多くの要因が複雑に絡み合って決まるものであり、単純に1つの要因だけで決まるものではないからだ。

 もちろん、大規模な火山の噴火や巨大隕石の衝突など、単独で気象に大きな影響を与える事件が起きることはあるが、それは例外だ。

 Wikipediaによれば、

 地球規模の気候を決める要因には、気候システムに内在するものと、システム外からの影響による外部強制力がある。気候システム内では、大気や海洋が物理法則にしたがって相互作用している。例えば大気海洋相互作用によって起こるエルニーニョ・南方振動は、気候システムに内在した変動である。一方、太陽活動の変動、地球の公転軌道の変化、火山噴火によるエアロゾルの増加、海塩粒子、土壌性エアロゾル(ダスト)の発生などは、自然の要因による外部強制力である。温室効果ガスや大気汚染物質の排出、森林の伐採や土地利用の変化など、人間活動に由来する外部強制力もある。
 気候変化とその要因としては、以下のような例がある。
 氷期と間氷期の10万年周期の変化、および亜氷期と亜間氷期の間の4万年や2万年周期の変化は、地球の軌道要素の変化によって発生する(外部強制力)。
 氷床コアや海底の堆積物の調査結果から、1万年以下の周期で温度が急激に変化した事が明らかになっている。これはボンドサイクルのような氷床の形成と崩壊を反映していると考えられている(気候システムに内在する要因)。
 小氷期は太陽放射か火山活動の変化、もしくは両方の複合によって起こったと考えられている(外部強制力)。

Wikipediaより


とのことで、地球の軌道要素の変化、太陽放射の変化、火山活動などの「外部強制力」は氷河期を起こしたり終わらせたりするほどの気温変化を起こして来た。

 産業の発達した現代においても、これらが支配的な要因であることは変わらない。二酸化炭素濃度がこれら以上に気温に影響を与えるものなのだろうか?
 複雑に絡み合う多くの要因の中から二酸化炭素濃度の影響だけを抽出するのは実質的に不可能だろう。なぜなら、他の要因を一定にしておくことは不可能だからだ。

 これだけで、「地球温暖化は人間の産業活動により増加した二酸化炭素によるものである」とする「地球温暖化人為説」は否定される。

何が地球温暖化を引き起こしうるのか?

 ただし、二酸化炭素濃度が地球温暖化の一因になっている可能性を否定するものでもない。それ以前に、「地球が温暖化している」こと自体が極めて怪しいのだが、それは一旦置いておく。

 「二酸化炭素濃度が地球温暖化を起こしている」と断定することはできないが、それだけでは地球温暖化人為論者を黙らせるには若干弱い。

 そこで、地球温暖化人為説を否定する明確な証拠があるのでそれを次に示しておく。二酸化炭素濃度と気温の変化のグラフだ。

 上は大気中の二酸化炭素濃度と平均海水温偏差の関係。
 下は気温の変化と二酸化炭素濃度の変化の関係。

二酸化炭素濃度と平均海水温偏差
気温の変化と二酸化炭素濃度の変化の対応

 どちらも、海水温や気温が先に変化し、二酸化炭素濃度の変化が後から付いて来ている。

 この意味するところは、気温が上がると、海水に溶け込んでいる二酸化炭素が放出されるということだ。

 また、太陽活動の活発さを示す太陽黒点周期の長さと北半球の気温の変化を見ると、明確な相関関係がある。

 このデータを見れば、地球の気温を左右している主要因は二酸化炭素濃度ではなく太陽活動であることが見えてくる。

 最後のグラフも、たまたま一致しただけであり、他にも同様の変動をしていた要因があった可能性は否定できないので断定はできないが、理屈から考えても太陽活動が地球の気温を支配しているであろうことは分かり切ったことだ。

なぜ地球温暖化人為説が唱えられたのか?

 地球温暖化人為説を唱えたのは国連の専門家パネルIPCCだ。

 実際はIPCCは「専門家パネル」と言うより、正確には「政府間パネル」であって、専門家が個人としては自由に参加できる学会のような機関ではない。江澤誠氏によると、「IPCCは政治の極みであるサミットを舞台に、アメリカの後押しで2つの国連機関によって作られたものであり、科学者が」とのことである。実際、IPCCの参加者は、あくまでも国の代表であって、各国政府からの推薦を受けた者に限定されている。作ったものではない。

「暴走する「地球温暖化」論」より

 地球温暖化騒ぎを世界に広めたのは、アメリカの元副大統領、アル・ゴアの本「不都合な真実」だ。

 国連が言い出してアル・ゴアが火を付ける。ゴア氏がノーベル平和賞を受賞していることからも、この活動を支配者層が全面支援していることが分かる。

 地球温暖化人為説の流布で何が起きたか?

 二酸化炭素排出権取引だ。

 これにより、世界各国に対して圧力を掛けることが可能になったし、この仕組みを利用して国から合法的に金を巻き上げることも可能となった。

 支配者たちの狙いは、世界統一政府を作ることであり、各国政府をその管理下に置くことだ。

筆者による判定

 地球温暖化人為説は、各国を支配者のコントロール下に置くために作られた、根拠のないデマである。
 一度世論が形成されると、それをひっくり返すのは容易なことではなく、各個人が自分の頭で考えて、地球温暖化人為説がおかしいことに気付かなければいけない。

 この説の否定は難しいことではないので、ぜひ、以下の本の中から1冊でいいので読んでみて欲しい。

「暴走する「地球温暖化」論(武田邦彦他著)
「地球温暖化論への挑戦」(薬師寺仁志著)
「地球温暖化」神話」(渡辺正著)
「地球温暖化スキャンダル」(スティーブン・モシャー+トマス・フラー著)
「地球温暖化は本当か?」(矢沢潔著)
「科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている」(丸山茂徳著)

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