「ウイルスは存在しないのか?」
友人が「ウイルスは存在しない」説に関して興味深い論考を書かれたので、それに対する私の考えを書きます。
まずは以下をお読み下さい。
1.「ウイルスは存在しない」について
矢澤さんの仰る通り、存在証明のないことは存在しないことを意味しません。
しかし、崎谷さんの主張「ウイルスは存在しない」は、「生物学の定義上のウイルスという名の、独立した存在としての半生物は存在しない」との意味だと理解しています。
2.「分離」について
分離に関して矢澤さんは鉄の例を上げていますが、これは残念ながらピント外れです。
なぜなら「ウイルスの分離」とは、純度レベルの話ではなく、全く「分離」できない工程のことを指すからです。
「ウイルスは存在しない」の62-63ページにあるように、ウイルスを単独で取り出そうとはしておらず、「ウイルスがいたからこのような現象が起きたのだろう」とウイルスの存在を確認することを目的とした作業のことを「分離」と呼んでいるからです。
最近は分離しようとしているようですが、残念ながらそれも成功しているとは言えないようです。
3.「人工ウイルスと自然界のウイルス」
「人工ウイルスには病原性のあるものがあるが、自然界のウイルスには病原性がない」との主張に違和感を感じるのは、確かにその通りだと思います。
私は「ウイルス」とは細胞からの排出物であり、毒物を含むことがあるので、物によっては毒性を持つと考えています。
ただし、それを体に取り入れた時に病気になるかどうかはその人の体調や免疫力によるので、病原性を高めた人工ウイルスで病気になるかどうかもその人の体調や免疫力に左右されると考えます。
つまり、人工ウイルスとは、「病原性を意図的に高めた、細胞の排出物のようなもの」ということになると思います。
4.「ウイルスとエクソソーム」
エクソソームとは、NHKスペシャル「人体 神秘のネットワーク4」によれば100nmほどの球体であり、ウイルス同様に表面に突起を持っていて、外観はウイルスそのものです。
エクソソームは当初は細胞からの老廃物を排出するためのゴミ箱と考えられていたようですが、現在ではその中にある約22塩基の長さのナノRNAによって他の細胞にメッセージを伝える役割を持っていると考えられているとのことです。
ウイルスは、定説が正しければ、中にはRNAまたはDNAが入っており、構造としてはエクソソームとほぼ同じです。
つまりウイルスとエクソソームは定義が異なるだけで外観での判別はほとんど付かなそうです。
「ウイルスは存在しない。それはエクソソームだ」と言う場合、1で書いた通り、「ウイルスと呼ばれているものは、実際には独立した存在ではなく、細胞からの排泄物やメッセージを運ぶためのもの=エクソソームである」との意味になります。
私は現時点ではこちらが正しいだろうと見ています。
ちなみに私はウイルスがあってもなくてもどちらでもいいと思っています。大勢に影響のあることではないと思っています。
免疫力を高い状態に保ち、有害なものを体に入れなければ病気にはならないと考えているからです。
◉体にいいものを食べる。
◉食品添加物、農薬など石油から作られた化学物質をできるだけ体に入れない。
◉ストレスを抱えないような精神状態でいる。
これらが大事で、感染対策など一切不要です。
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