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なぜ鳥インフルエンザで鶏が殺処分されるのか?

昨年はこのようなニュースが異様に多かったように記憶している。





すべては鳥インフルエンザウイルスが確認されたためだ。

これに関して、以前から持っていた疑問が2つある。

Q1.鶏が鳥インフルエンザに感染したとどうやって判断しているのか?

Q2.なぜ鳥インフルエンザに感染した鶏を殺処分しなければいけないのか?

Q1に関して、予想されたように、役立たずのPCR検査を使っている。

ということは、仮に鶏が風邪症状で死んだとしても、それが鳥インフルエンザによるものかは全く分からないということだ。

PCR検査が役立たずだということに関してご存じない方は私の本を読んで勉強して頂きたい。

Q2に関して、このような記事があった。

それによれば、殺処分にするのは、

1.「家畜伝染病予防法」では、養鶏場で鳥インフルエンザが発生した場合、その農場で飼われている鶏は「全て殺処分する」と定められているため。

2.「高病原性」の場合、感染した鶏は10日以内に75%以上の確率で死んでしまうとされていて、このウイルスは周辺に広がりやすい特徴もあり、
①まん延すれば鶏肉や卵の安定供給を脅かすため
②国際的な信用を失うため

という理由のようだ。

しかし、

a「このウイルスは周辺に広がりやすい特徴」
b「まん延すれば鶏肉や卵の安定供給を脅かす」
c「国際的な信用を失う」

のすべてを怪しく感じる。

aに関して、検出にPCR検査を使っていことから分かるように、鶏の死因は実は不明だ。

「鳥インフルエンザで死んだ」と判定するのは現実的に不可能なのだ。ウイルス(の断片)の存在と「感染」は全くの別物であり、症状とウイルスとの因果関係の証明も、コッホの原則を満たさない限りできない。

従って、「ウイルスが広がりやすい」との説に関しては全く何の根拠もないことになる。

bについても、鶏の死因が不明なので殺処分の理由にはならない。

cに関してはさらに意味不明だ。
「周りの目が怖い」など、実に日本人的発想だ。実態のない心配事だと言っていいだろう。


私から見ると、アメリカの農地の何割かを買い占め、食の支配を目指すビル・ゲイツが、自分の進める人工肉や昆虫食を全世界の人々に食べさせるために、鶏、豚、牛の殺処分をしたいだけに思えてならない。

地球温暖化に絡めて、豚の数を減らそうとするオランダ政府の動きもこの一環だろう。

まずは、この馬鹿げた法律、「家畜伝染病予防法」の改訂が必要だ。

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