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陰謀論/定説/常識の検証シリーズ10「永久機関/フリーエネルギー装置は存在し得ない?」

「永久機関」という言葉を聞いたことはあるだろう。

Wikipediaによれば、

「永久機関(えいきゅうきかん、英: perpetual motion machine)とは、外部からエネルギーを受け取ることなく、外部に仕事を永久に行い続ける装置である。

古くは単純に外部からエネルギーを供給しなくても永久に運動を続ける装置と考えられていたが、そのような装置に特別な意味はない。たとえば、慣性の法則によれば外力が働かない限り物体は等速直線運動を続けるし、惑星は角運動量保存の法則により自転を続ける。しかし、これらは外部と相互作用をしない限りその運動状態を変えないだけであり、外部に対しても何らの変化を与えることがない。

以上から、単純に運動を続けるのではなく、外に対して仕事を行い続ける装置が永久機関と呼ばれる。

これが実現すれば仕事を得ることに関して、石炭も石油も一切不要となり、エネルギー問題などは発生しない。18世紀の科学者、技術者はこの永久機関を実現すべく精力的に研究を行った。しかし、18世紀の終わりには純粋力学的な方法では実現不可能だということが明らかになり、さらに19世紀には熱を使った方法でも不可能であることが明らかになった。「永久機関は実現できない」ことが証明されたが、これらの研究により、物理学(特に熱力学の分野)を大いに発展させることになった。」

とある。

「永久機関は存在し得ない」ことが物理学の大原則とされているため、仮にそのような装置を発明して特許を取ろうとして、特許の申請用紙に「出力が入力より大きい」と書くと、必ず却下されるようになっている。

ところが、入力より出力の方が大きい装置、すなわち一見して永久機関のように見える装置=フリーエネルギー装置が世界中で山ほど開発されているのは知る人ぞ知る事実だ。

フリーエネルギー装置には分類すると4種類に分けられるだろう。

1.純機械的タイプ
2.純電気的タイプ
3.化学的タイプ
4.発電機タイプ

【純機械的タイプ】
有名な装置がこれ。
永久磁石を使った、純機械的装置だ。

同じく永久磁石だけで回転するシューマッハー・モーターというものもある。

【純電気的タイプ】
代表的なものとして有名なテスラ・コイルがある。
天才科学者ニコラ・テスラ(1856〜1943)が発明した装置だ。
構成は、一次共振回路と二次共振回路からなり、スイッチ部に放電を使う。

ランバートソン博士による「WIN」も駆動部を持たないフリーエネルギー装置だ。
コイル、コンデンサ、スイッチ、放電ランプと、この装置の中心部とも言える「ダム」から構成されている。この「ダム」は誘電体、金属、半導体をサンドイッチした構造になっており、ここからエネルギーを取り込み、蓄える役割をしている。

その他にもレスリー・ベンダーショットの無燃料発電機、ハンス・コーラーの磁流装置などがある。

【化学的タイプ】
これには有名なオオマサガスがある。

これは、とある周波数の振動を加えながら水の電気分解を行うことで、オオマサガスと呼ばれる可燃性の気体が得られ、それを燃やすとオオマサガスを作る際に使ったよりも大きなエネルギーを得ることができるものだ。

私は最近、オオマサガスの営業部長の方と知り合い、色々と面白い話を聞いている。今度、合同の講演会をやる予定なので、その中でお伝えしたいと考えている。
一つだけ書くと、オオマサガスの技術の応用で、何と放射性物質の元素転換により、半減期を大幅に短縮することができるらしいのだ!

もう一つ、類似の技術で、京都大学名誉教授である今中忠行さんが開発した「ドリーム燃料」と名付けられた技術がある。水と空気から石油のような液体燃料を作る技術だ。

ユル・ブラウンのブラウンガスも類似の技術だ。

【発電機タイプ】
この例は数多い。

湊弘平氏の磁力回転装置、出井治氏のエーテル・エンジン、ライヒのオルゴンモーター、エドウィン・グレイのEMAモーター、デ・パルマのNマシン、スイスのリンデンという村の「メタニタ」という共同体で開発されたMLコンバーターなどなど。

以下はEMAモーターに関する記事。

【フリーエネルギー装置は存在し得るのか?】
このように世界中で数限りなく研究・開発されているフリーエネルギー装置が全てインチキだとは到底考えられない。

この矛盾をどう説明すべきだろうか?

「物理の法則に反するから、その装置は偽物だ!」と言うのは安易なやり方だ。その人に科学を語る資格は無ない。

確かに、「外部からのエネルギー供給がなければ運動を続けることはできない」という物理の法則は真理だ。

世に言うフリーエネルギー装置と呼ばれる、一見永久機関のように見える各種装置は、目に見えないエネルギーを外部から受け取っていると考えられる。
この目に見えないエネルギーとは空間に満ちているエネルギーであり、無料で取り出せることからフリーエネルギーと呼ばれている。

ここからは私の持論だ。
原子核の周りを電子が回り続けるのも、太陽の周りを惑星が回り続けるのも、物理の法則に反しているように思える。永遠に回り続けるのではなく、徐々に回転速度が落ちたり回転半径が小さくなったりしているのかもしれないが、半永久的のように見え、とても外部からのエネルギー補給なしではあり得ない現象のように感じる。

エントロピーという言葉をご存じだろうか?
物事の「乱雑さ」を表す指標で、乱雑さが大きければエントロピーが大きいと言い、秩序立っていればエントロピーが小さいと言う。

物理学第二法則は別名「エントロピーの法則」と呼ばれており、「外部からのエネルギー流入のない閉鎖系においては、物事はエントロピーが増大する方向に進む」というものだ。

人間を含む生物は生きている間は秩序だった状態を維持する。従って外部からのエネルギー流入があることになる。

私は、生物が生きていくために必要なエネルギーが、食べ物を食べることや空気を吸うことだけで賄えるとはとても思えないのだ。物質を入れているだけなので、その物質をエネルギーに変換するためにはまた別のエネルギーが必要だ。

私はそこに空間からエネルギーが流れ込んでいるのではないかと思っている。それはいわゆるフリーエネルギーと同じものだ。

【フリーエネルギー装置の肝】
話を戻して、様々なタイプのフリーエネルギー装置を見てみると、ある共通項に気付く。
「周波数」あるいは「共振」だ。

特定の周波数の振動を使うことで、入力よりも大きなエネルギーを取り出すことができるのだ。

野球のWBCなどでチームが一丸となることで大きな力を発揮できるのも一種の共振現象なのではないかと思う。

【筆者の評価】
物理の法則から導かれる「永久機関は存在し得ない」との命題は事実である。

一方で永久機関にも見える装置が多々存在していることも事実であり、これは外部から見えないエネルギーを取り入れていると理解すれば矛盾はない。
従って「一見して永久機関に見えるフリーエネルギー装置は存在し得る」は事実と言っていい。それは「共振によって空間からエネルギーを取り入れる装置」である

最近になってその秘密が明らかにされつつあるUFOに搭載されている推進装置や反重力装置もフリーエネルギー装置の一種である。多くの燃料を積まずに長距離飛行が可能なのであるから。

これまで、ニコラ・テスラに始まる数限りないフリーエネルギー研究者がエネルギー利権のために社会的あるいは物理的に抹殺されてきた。
しかし最近になってようやくフリーエネルギー装置の話題が表に出てくるようになってきた。
石油のドル決済が崩れつつあり、石油による支配の力が弱ってきたためと思われる。

フリーエネルギー装置やUFOの飛行原理が表に出てくる日が一刻も早く来ることを願って止まない。

以下、参考文献。

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