汚いクルマには同乗したくない

ドライブ行こうよ!

と言われて迎えに来たクルマが真っ黒けで、何年も使いっぱなしでマジかよ、ってなって。
「どこか長旅でもしたの?」
と回りくどく眼の前の状況について聞いてみれば
「あー、ちょっと長い時間走ることが多くてね。一応は一通りやっているけど。」(いや、やっていたらこうはならないよね…)
同じ汚いにしても、明らかに泥汚れのみというのと、手を入れていないのは大違いですし、見たらわかりますw

乗りたくない

まあ気持ちとしてはそうですよね。それが整備不良車に乗る人とサイクリングをするときの気分です。走りたくない。中華な話題もありますけど、出所不明、責任不在な類いの道具もそれと一緒。

「クルマは複数乗れるからだけど、自転車は自分しか乗らないから関係ない」

いや、そんなことはないと思ってます。”パーティーを組む”時点で一心同体です。運命共同体です。大げさではありません。だから、安易にグループライドのオファーはしないし、それがあっても乗りません。練習でもグループライドの一つなので同じですし、目的意識がより細分化されるのでハードルは上がります。通常のグループライドでも接近して走りますし、事故っておいていくわけにもいかないわけですし、お互いに絡んでしまう可能性もあります。

20キロを10回より、200キロのほうが傷みが激しい

どうやら一部の方には反対の認識があるようですが、20キロなら10回もメンテナンスを行うことが出来ます。また、晴れの日を選んで走ることもできるでしょうし、同じルートを走る確率も高いですし、体力的にも余裕があることでしょう。200キロでは最悪の場合ずっと雨もあれば、メンテナンスは不可能ですし、体力がすり減った状態では機材に気を使うこともままなりません。この差はとても大きい。長い時間、距離のライドは過酷です。

ロングが多い人の場合には複数台所有すると良い

ブルベややたら長い時間のライドばかりする場合には複数台所有し、メンテナンスをしながら回すと良い。毎日同じ靴ばかり履けば傷むが、2足を2日ずつローテーションすれば傷みが少ないのと同じ。メンテナンスをする時間も作ることができる。高い靴を一足より、そこそこを二足。一張羅は要らないのです。

ちなみに

私の場合には諸先輩方から教わったセオリーに則っています。200キロなど過酷なライドに望む場合、タイヤとチェーンは1000キロ未満を目安に。チェーン交換がない場合には、クリーニングしオイルを丁寧に塗布。ワイヤとチューブを半年〜1年未満に渡って交換していない場合には要注意。場合によってはインナーだけでも替えておく。ブレーキシューは1/3程度摩耗している場合には即交換。交換不要でも表面はクリーニングしておく。リムのブレーキ面もクリーニングし、凹凸なきように。各部緩みチェック。今でも、毎年のAttack!299に備えるにあたってはこのようにしています。また、普段より2〜3万キロを目安にスポークの張り替えや交換をします。

ひとそれぞれ

最終的には人それぞれのやり方があり、三者三様ではあります。その日を行きて帰ってこられれば御の字。ただ、それは結果論だと思います。何かあれば「不運だった」とするからです。メカトラには運もありますが、それを呼び寄せぬように尽くす方法の一つが先のやり方です。極力、トラブルに合う可能性もゼロにすることが目的であり、絶対に完走するという自信を裏打ちしてくれます。話を先頭に戻せば、汚いクルマでドライブをするのがなぜ嫌なのか?ということです。

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