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一人で成都旅行(2) ツアー旅行のメリットとデメリット

Vol 64

この旅は成都とその周辺を18日間かけて一人で放浪しました。 その道中、自由気ままに旅する多くの老夫婦に出会っいました。 彼らは北京、瀋陽、温州、台湾からやってきて、ネットで見つけた民宿やマンションホテルに泊まりました。みんなは、ひとつの場所で十分に楽しんだ後、次の目的地へと向かいました。

ある台湾人夫婦が3ヶ月間中国を回りました。 言葉の壁もなく、中国のネットプラットフォームを利用してホテルを探し、おいしい中華料理を食べまくり、60歳以上は観光先の入場料無料または半額になるという特典を利用して旅をしているそうです。

見物の入場料の割引や免除があるため、ホテルや交通手段をオンラインで手配できるようになったリタイア後の高齢者たちは、個人旅行の方が楽しいようです。 しかし、交通不便で簡単にアクセスできない遠隔地では、1日または数日間のツアーに参加しなければならない場合もあります。

そう思い、日本を発つ前にネットで1泊2日の峨眉山と楽山大仏のツアーを予約しました。
成都に着くと、街にはツアーのチラシが配られ、どの旅行会社も私がネットで予約した半額程度の値段で同じツアー販売していました。しかも、成都から峨眉山や楽山大仏に自力で行けるのはとても便利でした。
ネットセールスに騙されたことを後悔し、「現地でツアーは予約するべし」という教訓を得ました。ツアーは「散団」というグループでした。

散団ツアーグループ

散団とは、十分な数の客が集まった後に結成されるグループのことで、旅客は全員、成都市内別々のホテルから集合場所まで、早朝にタクシーで迎えてくれました。事前にどんな高級ツアーやブティックツアーと約束されても、結果的にはみんな同じグループにまとめられてしまうのです。

ツアーバス

その朝、アクシデントがありました。
バスが発車し、ガイドがツアー参加者の名前を点呼し終えましたが、私の名前がありませんでした。間違ったバスに乗ってしまったことに気づきました! 慌ててバスを降り、朝迎えに来てくれたタクシー運転手に連絡して、私のバスの番号が62509であることを確認しました。

その朝、待ち合わせ場所に着くと、ドライバーは車を停めながら車のナンバーを知らせてくれました。成都の夜明けは遅く、午前6時前で、まだ暗かったのです。
私がその番号をメモする前に、道端にいた女性が運転手と会話を交え、私に「##9番ですね、荷物を持って降りてください」催促し、その後も立て続けに注意事項を伝えてきました。

私は最初に到着した客だったので、彼女を客待ち専門のツアーガイドだと勘違いしていました。バスの番号は覚えていなものの、彼女の指示に従い、道端でバスを待ちました......。

昨年、重慶と貴陽のツアーに参加したことがありました。バスの番号は前日の夜にWeChatで通知され、送迎ドライバーから翌朝の集合時間の確認の電話がありました。今回はバス番号の連絡がありませんでした。

幸いなことに、私は大まかな流れを知っているので、間違ったバスに乗るという問題点を早めに気づき、正しいバスに無事に乗り換えることができました。ツアー旅行は便利のようで、落とし穴もいろいろあります。

峨眉山の玄関

今はオフシーズンで、ツアー料金も安く、ガイドが話したように、「観光先の入場料と宿泊代だけでも足りないのに、バスに乗り、ガイドの案内を聞き、世話してもらい、3食はいっぱい食べられるいいツアーですよ。」

泊したホテル
ツアーランチ

バスは走り出し、ガイドがストレートに話しました。
「このツアーはショッピングのセッションです、皆さんは大変得になり、こんなに少ない料金で、このような良いツアーを楽しめるので、旅行先の地元をサポートする買い物の良識を持っていますか?」 .彼女はずっと仏教の話をし、「良心、善を行う」などの例で、客全員に洗脳していました............。

峨眉山のサル
観客のものを奪う
果物を食べる

初日の峨眉山はまあまあの一日でした。

金仏参拝
観音殿前
大雄宝殿の前

バスを降り、山に登る準備をしていると、突然激しい雨が降り出しました。 そして頂上に着くと、雲間から太陽の日差しが見えましたが、空はまだ白い雲でした。金仏の背後の雲はどんどん変化し、徐々に雲が散っていくと、青空が見えました。 ガイドによると、これは峨眉山で珍しい空だと言いました。

金仏
金仏の裏側

翌日、朝食の後、客たちは翡翠を売る店に連れ込まれました。商品はすべて千元、万元(日本の数万円、数十万円、数百万円)......。 ガイドが一人一人買い物を勧誘しました。ガイドの言葉を面と向かって断るには、彼女の哀願と同情に動じない強い心マインドと、皮肉や冷たい視線を無視する度胸が必要でした。

私が払ったツアー代金は安くなく、ツアーに申し訳ないとは思わいませんが、ガイドにずっと教育されるのが嫌で、心理的なプレッシャーを課されました。 丸半日はショッピング環境に閉じ込められたことは不愉快でした。

昼食後、楽山大仏を見に行きます。 船上から大仏を遠望し(坐り大仏と川に寝る大仏)、旅が終わりました。

船の中から景色を眺める
山自体は大仏
楽山大仏(写真はネットより)
右から左へ 3つの山ができた(頭、胸、足)「睡仏」

団体ツアーでは、峨眉山の頂上や楽山大仏だけで、周辺の寺院、渓谷、橋など、どれも味わい深く、見る価値があるところへ行きませんでした。 メインスポットだけを観光するのが団体ツアーの特徴でした!。

船の上で、楽山周りの観光スポットを眺める

いろいろ時間的な束縛や制限などがあり、若い人はツアーに行きたがらないですし、歳をとり、体力がなくて移動に問題があれば、ツアーの参加もできないことがわかりました。 まだ体力があり、自分で旅の手配できるうちに、個人の自由旅行に行くべきと思いました。

たとえ遠くまで行けなくても、有名な観光スポットが少ないでも、旅の経験はより豊かで深いものになるはずです。

上記の文案よりAIが製作してくれた映像を見るには、次をアクセス。

https://mbd.baidu.com/newspage/data/videolanding?nid=sv_14385534393905575376

本文中国語バージョン


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