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日中両国の供養文化
Vol 59 日本
旧暦7月15日は中元節と言い、中国各地で紙を燃やしたり、提灯を流したりする壮大なな光景が見られます。 日本のお盆にも似たような光景が見られるところがある。
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中元節は道教が起源で、仏教では盂蘭盆と呼ばれます。 中国の民間ではこの日を「鬼祭」と呼び、日本では「お盆」が現代まで受け継がれています。 中国も日本もこの日を、亡くなった先祖が現世にやってきて家族に会う日としています。
日本のお盆は現在、地方によって、公歴の7月15日か、または8月15日にお盆の行事が行われます。
中国の中元節も日本のお盆も、何らかの形で亡霊を供養する趣旨は変わりませんが、1年間の供養の仕方という点では、両国は大きく異なってきています。
中国では1年のうち、「清明節」には墓掃除をし、「重陽節」には故人を偲び、「中元節」には紙を燃やして(お金をあの世に送っる)哀悼の意を表します。
日本では、春と秋の彼岸の日のお墓参りのほか、亡くなった方があの世で幸せに過ごせるよう、毎日お祈りをし、定期的に僧侶を呼んでお経をあげてもらいます。
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かつて、中国人民解放軍の兵士として中国の解放戦争に参加し、国際協定のために26歳で帰国した日本人女性がいました。以来、彼女の家にはある中国軍人の恋人である軍隊の幹部の写真が飾られていました。 彼女のラブストーリーは中国の新聞やテレビで何度も報道されました:
日本に帰国してからの恋人と文通したラブレター、特に恋人が病気で亡くなったことを知ってから、彼女は毎日線香、米、水、花を彼の写真の前に供えた。 こうして彼女は生涯独身を貫いた・・・・・・。
この日本人女性のことは中国人の心を打ちました。
彼女の中国人の恋人は、私の母のいとこ(兄)でした。 私は最初に日本に来たとき、しばらく彼女と一緒に暮らしていました。彼女は毎朝起きて最初にすることは、「彼氏」にお線香をあげることでした。
日本のことを知るようになるにつれ、それは、普通の日本人が故人を偲ぶためにすることだと感じました。
仏壇が家にあったり、先祖から特定のお寺に属する檀家の家庭では、こういうことは日常生活の習慣ですが、無宗教の家庭でも、故人のために仏壇を設け、毎日手を合わせ焼香することも普通にあります。
ろうそく、線香、ごはん、お花、お水など、故人が好んだものを供えることは、故人の生前に感謝し、冥福を祈り、故人を供養することは、彼らの日常生活の一部となっています。
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故人の命日や誕生日、お盆などの特別な日には、家族は何品も料理を作り、仏壇をより多くに飾り、僧侶を家に招いたり、墓地で故人のためにお経をあげたりします。
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宗派や家によって、故人を供養する方法は異なります。一般的に、日本人は先祖の思い出を敬う習慣や形式において、独自の文化を発展させてきました。
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