見出し画像

日本深度游(3) 民泊での暮らし体験

46  日本深度旅行

富士山麓での3日間の快晴は、近くからも遠くからも、高いところからも低いところからも富士山を眺めることができるという優越感を与えてくれました。

また、あちこち観光した後、民泊近くのスーパーマーケットで米、麺、パン、牛乳、生魚、肉、卵、野菜、果物などを買いに行き、ついてに、中国から来た友人たちは現地の食品の種類や値段を「考察」し、日本人の食生活を知ることもできました。

民泊の近くにあるスーパー
民泊そばの道路

スーパーマーケットを出る頃には、すでに街灯が灯り、富士山と街の薄明かりが昼間とは違った温度と表情を見せました。民泊では朝食、昼食、夕食を何度か作りました。旅行中の外食による胃と味覚の不快感を和らげるため、簡単で軽い食事にしました。

キッチンで料理をしていた友人は、キッチンコンロについているグリルをとても感心し、 中国では見たことのないデザインと構造で、便利でコンパクトだといいます。「どうして電気ポットはお湯を沸かすときに音がしないんだ」「この調理法はとても簡単だ」......。

食事準備中

民泊での生活体験は、たとえ簡素で短期間であったとしても、一日の生活の過程で表面上では感じられない「日本らしさ」を見つけることができ、親友たちは日本の深度旅行の経験をすることができたでしょう。

簡単な昼食 鮭と白菜の蒸し、豆腐、野菜の肉団子スープ、焼きウナギ、かぼちゃミンチ煮

3日間民泊の後、箱根に向かいました。 この日も雨で、富士山は濃い霧に包まれ、消えゆく富士山に向かってさよならを言う場面がありませんでした。

民泊から箱根へ

箱根大涌谷(活火山)に到着したときは大雨と強風で、外は観光客がいませんでした。私たちは大涌谷ミュージアムを見学し、黒たまご(大涌谷の硫黄の地熱に熟されたまご)を買いました。雨の中で目も開けられないまま地熱の蒸気と霧が充満した大涌谷を見下ろし、強烈な硫黄の臭いを嗅いだあと、急いで下山しました。

大湧谷
大涌谷のシンボルの黒い卵

早めに「箱根 仙石原王子プリンスホテル」に到着しました。風と雨は夜遅くまで続いたので、窓の外に強く揺れる樹木と雲を眺めながら温泉に浸かり、ホテルでの食事を楽しみました。

プリンスホテルの食事ホールの窓から見た風景

箱根の景色は雨と山霧だけでしだが、ホテルスタッフの上品なサービスとセンスの良い空間、そして心地よい時間はとても印象的でした。

翌日、私達は山を下り、数キロ離れた芦ノ湖を訪れました。富士山が見える絶好の場所でもあるはずでしたが、その日の富士山は濃い霧に隠れていました。

当日の蘆ノ湖

芦ノ湖畔の成川美術館は、素晴らしい展示がいくつかあり、富士山を見ることはできませんでしたが、美術館で作品の視覚的なインパクトを感じ、精神的な潤いはまだ異なる満足感がありました。

成川美術館
雲の中からたまに現れた富士山

富士山と箱根への旅は、半分雨で半分晴れでした。晴れた青空を背景にした富士山とその威容は畏敬の念と謙虚さを呼び起こし、雲の中の富士山の繊細な気品と柔らかさは雨のあとの魅力を見せました。
富士山はまた見に来るところだと思いました。

成川美術館の後、私達は名古屋に戻りました。

写真提供:黄勇
    


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?