6日目 韓国バイク紀行 束草 統一展望台 雪岳山 五台山 江陵
6日目 8月15日(木) 束草(ソクチョ) 統一展望台(コソン) 雪岳山(ソラクサン)と五台山(オデサン)の峠道 江陵 (カンヌン) 312km
今日は韓国では祝日(光復節カンボクチョル)。
出発前に痛風で動けない足を何とかすべく束草市内の薬局に向かう。親切なタクシー運転手の助けも借りて鎮痛剤を手に入れる。本当に助かった。薬がなければ同じ宿にもう一泊して動けないままでいたと思う。
薬局は市場の入口にあり、少し中に入ってキンバプ専門店で朝食を買う。3種類ありテンチョキンバプ땡초김밥を選ぶ。青唐辛子などみじん切りにして他の具材と炒めたものを巻く感じ。モーテルに戻って食べる。量が多くて食べきれるか心配していたが、美味しくてあっという間になくなった。
さて鎮痛剤も効き始めてきたし、光復節だしコソン(高城)の統一展望台に行くべく束草から北へ向かう。
展望台の手前10kmのところに駐車場があり、そこで一旦降りて出入申告をすることになる。駐車場は満車に近くバイクを停めて出入申告書に向かうも手前の売店のアジュモニ(おばさん)がバイクはだめだと教えてくれる。自分の前もっての調べが足りなかったとはいえ、まさかバイクがだめだとは思わなかった。車だと手続きをしそこから10kmほど北に向かう。急いでネットで調べてみるとやはりバイクはダメだというのが分かった。でもバイクで来た人間はどうしたらいいんですかと訪ねたらタクシーを呼ぶしかないとのこと。さすがにそこで諦めた。
暑いしすぐに駐車場に戻るのはやめて、売店でトウモロコシ(찰옥수수)アイスを買う。初めて食べるもモチモチして美味しい。気持ちを少しなだめた。
気を取り直して道を引き返すが、街道を外れてできるだけ海のそばの道を選ぶ。
海はたくさんの人でにぎわっている。時間も昼時だったので海辺で昼ご飯とする。このあたりでは「ミョンテ(スケトウダラの干物)」の看板が目に付く。入った食堂も看板メニューに「ミョンテジャンカルグッス(うどん)」は温かいので、店の人が「こんな暑い日は冷麺にすべきやな」という趣旨のことを言っていたので素直に従う。冷麺にもミョンテの和え物がのっていてよかった。
さて気持ちを切り替えたところで昨日雲で見れなかった蔚山(ウルサン)バウィ(岩の意味)に向かうことにする。山を見上げると雲がかかっていたが、えいままよと向かう。
メバウィ人工瀑布매바위인공폭포という滝には驚いて思わずビデオを撮った。人工とはいえなかなかの規模で見せる。
その後昨日束草に向かったミシリョンルートをとり、蔚山バウィをしっかり目に収めてきた。緑の山すそから急に切り立つようなごつごつした巨岩が並ぶのは確かに迫力があり、再び訪れてよかったと心から思った。
さて、同じルートを再び西に戻り雪岳山の南側を西から東へ突っ切るような雪岳路(ソランノ)と呼ばれる44号線の分岐点まで出て、その道を東へ。
アップダウン、カーブの連続、峠、寒渓嶺(한계령ハンゲリョン)、つらなる渓谷、ゴツゴツした岩肌と夏の緑のコントラストにオートバイで来て良かったと心から思えた。このコースはまたバイクで来て走りたくなる素晴らしい道だった。
続いて五台山(オデサン)を回る峠道に向かう。구룡령クリョンリョン 운두령ウンドリョン 진고개ジンコゲのそれぞれ海抜1000mは超える峠を走る。五台山も素晴らしかった。
この日は移動ではなくひたすら山の中を走り続けるということになった。街の中の渋滞に出会うことはほとんどなかったのでストレスはなかった。
最後の峠で一番近い海の街、江陵(カンヌン)の街を目指すことにし、モーテルを検索してまっすぐに向かう。
料金は90000ウォンだったが、時間も7時。交渉したりよそのモーテルと比べる体力はなくそのままお願いする。エレベーターもあって施設はいいが部屋内にPCが2つもあるのはゲームでもするのかと不思議に思う。
さて夕食だが残念ながら8時頃に宿所を出る頃にはどこも開いていなかった。足も痛いので精力的には動けない。コンビニで2種類の肉のおかずが入っている弁当、インスタントカルグッス(うどん)とマッコリを買って部屋で食べる。たまにはいいでしょう。
痛風は薬のお陰で痛みはピークの三分の一ぐらい。
鎮痛剤2つ 911円 ※安いと思う
朝食 テチョキンバプ 때초긴밥 570円
トウモロコシアイス 228円
昼食 ミョンテ冷麺 1,139円
夕食 弁当・うどん・マッコリ 1,236円
宿所 シジャモーテル쉬자 모텔 10,253円
走行軌跡
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