8日目 韓国バイク紀行 義城 釜山港国際旅客ターミナル
8日目 8月17日(土) 義城ウィソン의성 釜山国際旅客ターミナル 187km
韓国の最後の夜となるコヒャン(故郷)、義城(ウィソン)はなぜか眠れなかった。いや正確に言うと10時過ぎには寝てしまって2時過ぎに目が覚めて、それから眠れなかった。旅の終わりが近づいていることが心落ち着かせなくなっているのか。
今日は釜山への移動のみで180kmぐらい。昨日never地図でだいたい所要時間2時間半と出ていたので10時頃に出ることにしていた。
8時にはなんとか外に出て義城市場内の昨日とは違う食堂でスンドゥブ(純豆腐)チゲを頼む。辛くないしおかずは多いし今の体調にはちょうどよい。
あれこれ準備してあらためてナビゲーションをチェックしたら所要時間3時間半となっていて少し焦る。それでも車両持ち込みの乗船手続きは2時半から3時までなので大きなトラブルがなければ問題ない。10時半に新羅モーテルを後にする。
ローカルな街からの出発なので車線も一車線が続く。路面の状態はよく走りやすい。農業の1トントラックも多く時々抜いていく。牛舎も目に入る。幹線に繋がる整った道も制限速度は80kmなのと、車がほとんど走っていないので快調に飛ばす。標高300mから700mぐらいの山々がつらなる間の平野のハイウェイ(正確には一般国道だけど)を距離にして150kmぐらい走り抜ける感じか。山の中を走っているわけじゃないのに視線をどこに向けても常に山がある。ずっと緑が目に入るのは素晴らしい。
ナビゲーションは大都市の大邱テグを東に躱して永川ヨンチョン、慶州キョンジュを通っていくルート。釜山に近くなると渋滞もいくつかあったが、おかげで走行距離12345kmのメーターの写真を撮れた。まあまあ予定の時間通りに到着。
チケットを発券してすぐにターミナル内の食堂でミョンテワカメ汁定食。
車両持ち込みの手続きをして検査場にバイクを置くと2時間超えの空き時間。
足の痛みはかなりマシになっていたがカンカン照りの中を国際市場まで足を伸ばすには時間も気力も足りない。
とりあえず釜山駅まで出てテキサス通りあたりでお茶でも飲むかと連絡橋(かなり歩く)をわたるも駅の人の多さとどの店も列をなし、それでもこらえて駅の反対側(実際には正面口か)に出て歩き始めるもやはり人の多さと強烈な日差しにその気もなくなる。
まあパンでも買って船内での夕食にするかと思うもこの暑さで心配になりそれもよす。結局何も買わずに見物だけしてターミナルに戻りアイスアメリカーノで涼む。
船内は行きが満室とすると帰りは4割ぐらいの感じ。2等客室と浴室の快適度がぐっとあがる。
お腹はすいていないが船内のコンビニでおにぎりとビールの夕食とする。
明日は下関から大阪まで600kmの帰り道が待っている。気は抜けないけれど夕方までに戻れれば一杯やりたいと痛風の痛みから解放されつつあった。
朝食 スンドゥブ(純豆腐)チゲ 8000ウォン
昼食 ミョンテミヨク(干し鱈のワカメスープ定食) 10,000ウォン
夕食 おにぎりとビール 5,000ウォンぐらいか。
宿所 フェリー内
走行軌跡