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太陽

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#現代詩

神主な女友達

人生にはいいことしか起こらない なぜなら貴女がそう思うから 貴女が思うような世界しか、人生には訪れない 駅で迎えてくれた金髪にニット帽、オーバーにトートバック、 カーテン替わりの布、何やらくるくる壁を飾る物、 水回りの小物に、彼女の手とPCからニョキニョキ出てくるもの すべてが原色の粒子の宇宙 私にも彼女にも、これまで 頭上から画鋲が降ってきたし 地面が割れて水に溺れたし 鼓膜が破れたり 崖を登っている間に爪が剥がれたりもした だから私たちの懐は豊かな虹色 魔人ブウのようにフ

万華鏡

遠くまで来たのは 強くなるためだった 遠くまで行くのは 自分を取り戻すためだと思う たま  ね ぎの皮、剥きのように 剥いても剥いても エメラルドな塊 私の奥の方にあるはずで 手に入らない 男の人のように脊椎動物でいて それでいてかつ 艶やかにエレガントな声が欲しかった 私だけの語りが響く円楼は いっこうに築かれない ゆっくりと走って行く雲が  すべてを呑み込む主役になる山間の地は 体のあらゆる穴から冷風を吹き込んで 凛とやさしい心臓を支配していた 庭のような自由が丘