HoneyWaffle GitHubガイド

2023年5月現在の状況

WCSC33版の定跡が最新となっています。定跡は公開してありますが、人間が読む用途には適していません。居飛車側の手が含まれておらずGUIツールで開いてもツリーのような形で手の流れを見ることができないためです。その点を整備するつもりはありません。
Githubの埋め込み機能に対応したとのことで、リンクを更新。

以下、以前の記事の内容です。

前回の記事にて、過去に何回か公開したHoneyWaffleの整理と、導入についてまとめると書きました。

HoneyWaffleはGitHubを使って公開していますが、noteを始めたことにより、TwitterアカウントからリンクしているサイトをGitHubからnoteに変更していました。そのため、私のGitHubにたどり着きにくい状態になっていました。

私のGitHubページ

このように6つリポジトリがあります。

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左上から順番に紹介していきます。

HoneyWaffleがApery、技巧、やねうら王の公開の恩恵を受けているので、少しでも貢献できればいいな、と開発者向けの情報交換的な意味で公開しているので、一般の方に使ってもらいたいという意図はありません。

HoneyWaffleWCSC27(開発者向け)

第27回の世界コンピュータ将棋選手権(以下、WCSCと省略)に出場後公開したものです。その際の定跡ファイルと、Go言語で書いた、ローカルからAWS EC2に接続しつつ時間攻めをするというモジュールを公開しています。近年、WCSCではリモート参加の陣営が増えていますが、ローカルからリモート接続する際のやりかたの多少の参考になるかも?という程度のものです。また、当時書いた自戦記的な感想文へのリンクがあります。

HoneyWaffleWCSC28(ダウンロードはここから)

第28回のWCSCに出場後公開したものです。エンジン、評価関数、定跡をひとつのzipファイルにまとめて公開してあります。ソースファイルとしては、やねうら王を魔改造して無理やり振り飛車を高く評価させている部分を公開しています。リンク先にも書いていますが、定跡なしだと普通に居飛車を指すこともあります。

honey_waffle(Goで書いたオリジナル実装)

名前がまぎらわしいですがこちらは第4回将棋電王トーナメントに出場後公開したものです。まだやねうら王を使わず、Go言語を使って書いたオリジナル実装です。ファイル数が少ないので、USIとの通信をする部分とかは少しは参考になるかもしれません。

shogi_by_golang(Goで書いたオリジナル実装初代)

これが初代にあたる、第26回WCSCに出場後公開したもの。名前がHoneyWaffleじゃないのは、リポジトリを作った時点では命名していなかったからです。Go言語で書いたオリジナルで、自分の勉強としての意味合いが強いです。黒歴史のようなソースコードです。

HoneyWaffleSDT5(開発者向け)

第5回将棋電王トーナメントに出場後公開したものです。振り飛車の評価関数を初めてリリースしました。振り飛車の評価関数を学習させるため、学習で使う棋譜を出力する際に居飛車にペナルティをつけるというソースが置いてあります。

HoneyWaffleBook(定跡だけ)

wcsc29が第29回WCSCで出場後公開した定跡ファイルです。現時点での改善前のため、今から見るとだいぶ穴があるのと、角交換振り飛車やゴキゲン中飛車が封印してあります。先手中飛車も、後手に馬を作らせる前提になっていたりします。

wcsoc2020が文字通り世界コンピュータ将棋オンライン大会2020で使用した定跡ファイルです。上記の先手中飛車で居飛車に馬を作らせる点は修正しましたが、やはりゴキゲン中飛車(後手)は封印してあります。後手でダイレクト向かい飛車や角交換四間飛車の研究手順が入っていますが、それが表に出てくることが実際あるのだろうか…。

時系列としては、shogi_by_golang → honey_waffle → HoneyWaffleWCSC27 → HoneyWaffleSDT5 → HoneyWaffleWCSC28 → HoneyWaffleBook の順番になります。

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