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第3回世界将棋AI電竜戦ハードウェア統一戦 HoneyWaffle自戦記速報版

先週2/3から、第3回世界将棋AI電竜戦ハードウェア統一戦が始まりました。12チームの先後総当たりでの対局が自動で進んでいく中、2/8に全対局が終わりました。

本戦との比較で賞金が高額だったこともあり、入賞争いに絡みたかったですが、上記のとおり12チーム中10位という結果になりました。

開幕局で柵木四段の解説もある!という状況で、先手番なのに定跡手順で千日手を選んでしまいました。せっかくの機会なのに消化不良でした。(念のためその次の対局を解説していただいたので配信としては問題なかったです)

本当は全局精査してから自戦記を書きたかったですが、時間がかかりそうなので勝敗のまとめだけ先に書きます。
HoneyWaffleの棋譜はこのリンクからご覧になれます。

勝敗・戦型

  • 5勝12敗5千日手(先手番4、後手番1)

    • 先手番3勝4敗4千日手

      • 中飛車:2勝2敗2千日手

      • 三間飛車:1勝1敗2千日手

      • 向かい飛車:1敗

        • 向かい飛車指向というよりは初手56歩からの流れで向かい飛車に

    • 後手番2勝8敗1千日手

      • 四間飛車:2勝3敗

      • ダイレクト向かい飛車:4敗1千日手

      • 三間飛車:1敗

    • 5千日手は単独トップでした

精査する前の感想

先手番、10位と下位な割には意外と指せている?千日手の内容は今後精査するとして。有利すぎる先手番を補正するため、今大会は先手10分後手30分の5秒フィッシャーという変則的な持ち時間になっていますが、全体ではそれでも6,7割は先手が勝ったとのことでした。

後手番、ダイレクト向かい飛車で未勝利なのは残念でした。電竜戦本戦では、角交換系の将棋が少なくて残念、という感想でしたが。これも内容を精査する必要があります。四間飛車が2勝3敗と、サンプル数としては少ないとしても、相居飛車の後手番はもっと勝率が低いことを考えるとかなり有力なのではという気がします。去年の選手権に「お前、 CSA 会員にならねーか?」で優勝したたぬきさん(今大会ではポンタマン)に勝てていますし。

電竜戦本戦では、上位チームには通用せずという感じでしたが、今大会は2位のAri Shogi and フレンズ、3位のいろは with MysteriousBookに1勝1敗と、結構やれています。(逆に11位の奏、12位のDaigorillaには未勝利でした… このあたりも精査します)

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