言葉にするのを諦めない人達が好きだ.
ここ数日, 言語のことを改めて考え直している.
言葉が全部を伝えることはできず, 所詮伝えられ得るレンジと言っても近似値でしかない. 言語化, 言語化と歌われる昨今だが今一度振り返っておきたいのは言語化が苦手なことにもまたこの意味の近似値が関連しているのだからと.
アーティストがMC等で自らが言語化するのが苦手であることを自白しているのはいい例だと思う.言葉にできないから, 尊い作品ができるとも限らないからここで脱構造の話を持ってくるつもりもないが.
言葉を紡いで漸近的な情報を絡れさせる, そこに広がる空間や間を想うとき零れ落ちていった幾つもの言葉が空けておいてくれた吹き吹けを通れる.
言葉にしきれない絶望を味わったであろう人達にしか分からない場所があると思う. そんなみんなが好きだ.