全然出来ない!素晴らしい!ありがとう!と言いながら駆け巡ってる.
浜離宮恩賜庭園を歩きながら弊妹と「分からないのがダサいんじゃなくて, 分かっているふりをしている格好がダサい風潮ってどうやったら根付くのかね?」という話を淡々としていた.
僕個人の話になるが, 僕は仕事ができない人間だと思う. 居酒屋でバイトした時はHSP持ち前の感受性が働きすぎて逃げたことがある. 非人間扱いされることへの恐れが常にあったから.
いまだに憶えられない事ばかり. 職が向いている向いてないって世間ではよく耳にはするけれど, 口癖のように「いやーほんと向いてねー. 」と言い次の日は「心底向いてないな.」と呟きまた次の日は「出来なさすぎて笑えてくるな!」というような毎日.
それでも, 自分の特性やキャラクター, 得意分野を買ってくれる周りの人たちに救われているのだ.
だからわからないことをそのままにすると, 事故ってしまうのを誰よりも自分が分かっている. ので既知か未知かの判断横軸に加えて, 「頼る」と「やってみたい」という縦軸を設けている. もちろん失敗すると重傷者が出るような類は注意深く観察する必要があるだろう. リスクがある場合はリスク鑑定が働くものだ. ただやってみたいという好奇心が先走る時は, 何かの負い目からその感情が湧き出ていないか特に気をつけている.
そして何よりも自分より仕事ができる人としか組まないという前提条件を課している. 物質にメモを取らないとほんとに何も覚えていない日もあるし, スケジュールも飛ぶ. 挙句の果てには子どもに教えてもらうという. (いつもみんなありがとう!)
殆どの人ができることが全然できず, 出来損ない感満載な僕にとって”分かったつもり“は危険極まりない. 完璧主義って凄いと思う. ほんと.
でもやっぱり楽しくて, 息を吸って吐くように考えて手を動かすことが仕事であるって素晴らしい. できないことへの罪悪感よりも, できることへの全集中フルコミットが許されている関係性. できないことへの恐れよりも, 頼れる最高の仲間たち, パーティーメンバーがいるって頗る素晴らしい. 関係者各位, いつもありがとうございます.