ゆるふわ日本とバリカタドイツ
ドイツに住み始めて2カ月が経ちました。
はずばんは私の環境適応ぶりに驚いておりますが、適応というより、諦めよね(いい意味で)。世界一便利な東京に住んでいたわけなので、日曜日に買い物できないのはもちろん、一番近いドミノピザが配達対象外とか、最寄りのZARAがフランスとか、正直意味がわからないのだけど、そういう場所なのだからしょうがないよね。
25歳の誕生日プレゼントに「求めない」という本をもらったのだけど、今こそ役立っております。
求めない――すると 心が広くなる
加島先生、心を広げる修行が続いております。
そんな中、2カ月暮らしてみて感じた色んなことを忘備録的に書いてみようと思います。
車
衝撃を吸収する設計の軽くて柔らかい日本車に対し、衝撃をはねのける重さと厚みを備えるドイツ車。ベンツやフォルクスワーゲンは永遠に走り続ける目的で作られてるらしい。10万kmからが本番、的な。
ところで、我が家は私の強い希望によりホンダ。(車購入の話はまた今度)
小回り効くし可愛いしお気に入りなのだけど、ドイツの速度制限のない高速で150km超えのベンツが横を通り過ぎるたびに車線変更できる気がしない。(怖すぎてまだ高速で追い越し車線に入ったことがない)
お菓子
日本もドイツもめっちゃお菓子好きなのは一緒。ドイツが砂糖摂取量世界2位とどっかのニュースで言っていたのだけど、納得できるケーキ好き文化。
義祖父母家での家族食事会では、日本じゃ特注サイズのケーキが最低3個並ぶ。義祖母作、義母作、義叔父作、、、しかも甘い。バターも砂糖もクリームもぎっちり詰まった重いケーキは食事会だけじゃ消費できないので各自持ち帰りになる。ドイツはご飯が美味しくないから痩せると思ってたのに、あれ、全然痩せないお!
基本的には日本のふわっふわのシフォンケーキが好きなのに、そんなもんは無い。さすがは子供の咀嚼力向上のためにグミを硬くする国。HARIBOのコーラが好きで食べまくって歯の詰め物が取れた経験があるのだけど、いざ現地に来るとそこまで食べたいと思わないから不思議。
パン
ドイツパン、硬いねん。
ケーキ同様、こちらもぎっちぎちに詰まってる黒パン大好きドイツ人。当然のごとく、私の愛するふわっふわもっちもちの食パンなど存在せず、一番近しいものでサンドイッチ用と書かれたミニサイズのトースト。。
もちろん、パンの本場でもあるので、美味しいパンやプレッツェルは豊富(特にブレートヒェンと言われる外がカリカリのテーブルロールサイズの小パンが私は好き)なんだけど、「白いパン=悪」のイメージが刷り込まれているため、いかに白いパンが高カロリーか、黒パンが体に良くて腹持ちがいいかを力説される。ふわふわを求めて何が悪い。
ちなみにはずばんが日本で食パン食べた感想は「雲食べてるみたい」
トイレットペーパー・ティッシュ
ドイツはトイレットペーパーが硬い。
なぜなら…、ダブルどころじゃないレベルで重なっているから!6枚重ねとか普通にあって、折りたたまずとも、キッチンペーパーかーい!というレベル。なので日本の感覚で引き出すと大変なことになる。しかし私の長年の癖はすぐに順応できるものでも無いので、我が家は妥協案で3枚重ねを愛用中。
ティッシュも、箱ティッシュからポケットティッシュまで硬い。
はずばんは日本のポケットティッシュが薄過ぎて「鼻1回かんだだけで捨てなきゃいけないじゃん!」と憤慨。うむ、どうやらドイツのは厚みもあるから数回かめる模様。確かに、日本のティッシュは四つ折りにしてたけど、ドイツのティッシュは二つ折りでかめる。幸い、ドイツは花粉症無さそうなので鼻セレブ輸入しなくてよさそう。
と、日独の違いを書き留めていたら、なんだか日本はゆるふわで、ドイツはバリカタだなあと思った次第です。みんな違って、みんな良い。でも東京に帰省したら真っ先に生食パンを買いに走る予定。
ではまた。