コロナ禍での帰国 その3 自主隔離@デンマーク
デンマークからの帰国について全体像はこちらに書きました。
コロナテストについてはこちらをお読みいただければ幸いです。
今回は自主隔離先をどうやって探したか?について書きます!
遡ること帰国まで1ヶ月を切った頃、2週間の自主隔離場所について考えなくてはと思い始めました。
その時はまだ、コロナの第3波が激しくなる前だったので直接実家に帰る事もできる状況でした。しかし家族に感染のリスクを負わせるのは嫌なのと、実家が古い考え方が残る地域なので、私が海外から帰国することで家族に肩身の狭い思いをさせるのでは?という心配から自主隔離を選択しました。
自主隔離を選択した日本人留学生が率先して情報を集めてくださり色々と教えてもらいました。こういう時、仲間は本当にありがたいです。
自主隔離については、そのためのサービスが立ち上がっていることに驚きました。送迎つきでワンストップものもあります。キャンセルポリシーを確認した上であれば、Airbnb(通称エアビー)も使えそうとのこと。
自主隔離 で検索すると 自主隔離物件紹介サービスがたくさん上がってきました。一時帰国.com というわかりやすい名前もあれば、ホテルや航空会社が提供しているものなど様々です。
最終的には下記の条件を優先しました。
・キッチン付きの物件:自炊ができると費用を抑えられるし、健康的だから
・送迎付きのサービス:入国時のコロナテストにかかる時間が読めないので、送迎が別のサービスだと送迎時間の調整が面倒そうだと思ったからです。
・帰国者専用のサービス:コロナテストが陽性になったり、急に飛行機が運休になった場合のキャンセルポリシーが手厚いからです。
私が選んだのは、普段は企業向けに関東エリアへの出張者や研修を受け入れるためのワンルームマンションを提供している会社です。本業の需要が減ったからなのか、一時帰国者向けのサービスを始めているようです。
2週間の滞在と送迎付きで10万円は超えないようにと思って探しました。需要より供給が追いついてきたのか、調べているうちに低価格のサービスが見つかるようになりました。
ちなみに、成田空港から東京都心までの送迎サービスは30,000円から35,000円です。空いた物件を持っている会社からすると、10万円のプランを提供すると2週間で7万円近く(1ヶ月14万円)の収入を得られるので、空室にしておくよりは美味しい商売なのかもしれません。
この時期は、物件などはオンライン上で見られますが、そこから予約はできずまず問い合わせフォームに入力して返事を待つスタイルでした。オンラインショッピングみたいに簡単にはいかず、予約まで割と時間と手間がかかりました。対応する会社もマンパワーが不足するのか途中で連絡が途絶える場合もありました。属人的な仕事方法をやっている時期だったかと思います。今後はもっと整備されて洗練したサービスになるのかもしれません。
私の仲間は、同日に帰国した人同士3人で一軒家をシェアハウス形式で共同生活していました。ご飯を交代で作るなどまるでデンマークのフォルケホイスコーレを日本で継続しているようで楽しそうでした。大変な時こそ、仲間と助け合って生活することをデンマークで学んだからの発想です。
また、「自主隔離」というコロナ禍で生まれた新たな市場が出来上がっていくところを見る機会となりました。
トップの画像は、日本ではなくデンマークのキッチン付きホテルです。
1. そんな!いいんですか!? 嬉しいです!! フォルケホイスコーレ作りのための勉強に使わせていただきます♪