折り跡のある古本を買った
コロナ禍、「月に一冊は本を読むぞ」という目標を掲げて邁進中(だいたい3ヶ月で挫折する予定)
家にある本と、今後読みたい本をひねり出し、「今年の目標100」の中に列記していく。1冊で1つの目標扱いにするので、今年は結構な「目標」ができたことになる。しめしめ。
色々自問自答していると、「読みたいと思っていた本」が次々頭に浮かぶ。「いずれ読もう」「図書館にあれば借りてこよう」、などと思っていたら絶対に読まないと思い、さっそく古本屋へダッシュ。
目当ての本を数冊買いこんで、これを今年に読み終えれば10個くらいの「今年の目標」を消費できる計算。
そんな中、買う予定だった1冊には、上記の画像の通り、ページの端々に折り目がついていた。その所為か、結構美品だったと思うのだけど100円と格安で売られていた。折り目のない同じ本は560円だったので、折り目の有無だけでとんだ格安だ。
でもなぁ。折り目のある本は嫌だなぁ。と思って、折り目のあるのとないのとでしばし考えこむ。
と、そこで自分の本のことに思いを馳せる。
売る予定のない、大事な本は、私もたくさん折り目をつけている。
あとで読み返したい、とか、ここ重要! とか。
(あと二次創作をしている身としては、「このシーンを使いたい」という目印にもなっている)
…そう思っていると、なんだかこの「折り目のついてる本」が、誰かの大事なひと時を共有するもののように思えてくるから不思議だ。
この本の前の持ち主はいったいどういう気持ちでこのページに折り目を付けたのだろう。何か胸打つ言葉でもあったのか、論文にでも使おうと思ったのか。
そう考えていくうちにこの本を選びたくなって、結局この本をお家に連れて帰ることに。何か面白い発見があるといいなぁ。
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