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「奥様個人の部屋」ってなかなかない

家の中がなかなか片付かない理由として、私の考えていることを書いてみます。ただ、これ、途中で読むのをやめられてしまうとすごい誤解を受けるので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

■家が片付かない理由、それは…「奥様の持ち物」のせい

家が片付かない理由。
それって、奥様の持ち物が、色んな部屋に分散して置かれていることじゃないかと思うのです。
例えば…洗面所にメイク道具があるかと思えばその一部はリビングにもあったり。
洋服は寝室の一部となぜか子供部屋のクローゼットに分散されていたり。
ダイニングとキッチンに、なぜか文房具や本が分散されていたり。

ダイニングやキッチンは、家族共用スペースです。ここにはあまり個人のモノを持って来ない(持ってきたなら部屋に戻す)のが鉄則。
家じゅうに散らばったこれらのモノをうまく一ヶ所にまとめるだけでも相当片付いて見えたりするのですが…。
これがなかなかうまくいかないのです。

■ここからが本題

コレだけ読むと「片付かないのは奥様のせい!」と受け止められそうなのですが、私が言いたいのはそうではなく。

「どうして家の中に奥様の持ち物が散らばっているのか?」を考えてほしいなと思うのです。

タイトルにも書いてある通り、これってつまり、「家の中に奥様の居場所がない」からではないでしょうか。
考えてみてください。マンションだとまぁだいたい間取りは3LDKとかですよね。
その中に、子供部屋やご主人の書斎は確保されていますが、「奥様の部屋」があるお家って、そうそうありません。

■なぜか「家事室」という名前の部屋はある

注文住宅を考えてみましょう。
「奥様が家事をしやすいように、家事室を作りました!」というお家は最近よく見かけるのですが、なんで「奥様の部屋=家事室」なんでしょうかね。
家事をするのは家族の誰でもいいわけで、そこは「家族共有スペース」という認識の方が正しいのでは?

つまりですね、ないんですよ。
奥様の居場所。
家族の中で一番家に携わっているはずの奥様の居場所に限って、家の中に作られていない。

もし「奥様の部屋」があったとしたら。
奥様のメイク道具はそこにすべて収納できるから、洗面所もリビングも片付くんじゃないかな。
奥様の趣味の本も部屋に持っていけるから、他の部屋はスッキリ。
子供の部屋を間借りしてモノを置かなくていい。
もし奥様がワーキングママなら、急なリモート勤務にも対応可能。

その部屋がないから、どうしても奥様の持ち物は家の中のありとあらゆる場所に散らばる羽目になる。
子供や旦那さんから「片づけてよ」と言われても、片付ける場所がないのです。

ハウスメーカーさん!
「家事室」ではなく、「奥様個人の部屋」を作ってもらえませんでしょうか。
1畳でもいい、扉があって、奥様が1人の時間を確保できるような場所を…!
そうすることで、家全体がうまく回る可能性があると思うのです…!

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