BOSSから教わった大事なこと「大事なメールほど・・・」
台湾勤務時代のBossは香港人でした。
BIGBOSSも香港人、そして周りのボードメンバーも全部香港人という、香港資本の台湾企業にいました。言語の才能にあふれたBOSSは母国語の広東語を話す時は、まさにTHE香港人らしく声のボリュームが大きく(広東語の発声上、仕方ない説)めっちゃ強気ではっきり物事をいうんだけど、日本語を話すと日本人らしさが出るのか控えめで紳士的なキャラになる。え?あなた誰ですか?みたいなキャラ変を起こして、ユニークなBOSSでした。
さて、そんなBOSSは物事をはっきりいうので、遠慮せずに直球が飛んでくることがしょっちゅう。これは、私が日本からきたクライアントの接待続きで半年で6㎏太った時の出来事。出張でしばらく不在で、しばらくぶりに登場したBOSS。遠くからニヤニヤしながら手を振っていて、社員や通行人が周りにいるのに「おーーーい!Annaなんでそんなに太ったんだ???」って大声で叫んでるんですわ。
ええええええええ
こっちも「それはね、BOSSのお客様がいらしてるので、接待しないわけにはいかず、毎日違うお客様が日替わりで小籠包や北京ダック、火鍋をリクエストされるので、一緒に付き合うしかなく、会議終わって21時からのデンジャラスな時間帯に食事をしないといけないって、そりゃあ太りますよ。体を張って犠牲になりました(笑)」と返す。
「そうかそうかー、まあ、それは仕方ないな」とニヤニヤ。
反対に私は泣きたいくらい体重が右肩上がりでした。
そんなBOSSとの日常のやりとりは楽しく、ビジネス上のTipsをたくさん学びました。その中で一番印象的だったのが今回選んだタイトル
「大事なメールほど一晩寝かせろ」
クライアントとヒートアップしてる時ほどこれが重要になってくるんだそう(特にシビアな契約問題とか)
緊急を要する案件以外、送信までに余裕がもてるなら
①まず下書きに保存
②翌日もう一度見直す
③本当に問題なかったら送信
これだけ。
簡単なことだけど、すごくイイのです。
つまり冷静になる時間を確保すること。そうすればミスも防げるし、あれ?なんで昨日こんなこと書いてたんだろう、こんな表現したら余計火に油だよなとか、昨日までは気づけなかったけど今日見たら気づけたとか、小さな気づきがたくさん。
「大事なメールほど一晩寝かせろ」
今でもずっとやってます。効果は絶大。
でないと当時ものすんごくクレイジーな男性クライアント相手に
「そんなにイライラしてまた生理ですか?」って送信しちゃってたかもしれなかったけどそれも無事に未遂にできたからね(笑)